審判員はポイントスコア宣告に加え、ハンドシグナルが欠かせない事をご存知でしたか?
日本リーグの審判要請に私は、家で密かに練習していて苦労した事を思い出します。
こんな事、簡単と思って臨んだのですが、ベテラン審判員と比べ見た目が綺麗でないと悟った次第。
又、審判指導者より〜結果判定の腕の形、高さの注意を受けました、家で鏡に写すと…なるほど、納得でした。
◎卓球協議の審判法/審判員の手引(H24年度版)より〜
16.2 【ハンドシグナル】
16.2.1 シグナルはポイント宣告の不十分な所を補う助けと成る。
※騒音がひどく、競技者、役員、観客にとって審判員の宣告した声がよく聞こえない時に有益。
※拍手が静まるのを待ったり、ボールを選手が取りに行って戻るまで待たず、ハンドシグナルとポイントスコア宣告で、直ちにカウント器を更新する事が出来る。
16.2.2 主審はサービス交替時、手を次のサーバーの方に向ける。
ポイントも手の平を閉じ、上腕を水平に、前腕を垂直に上げる。
レット宣告は片手を頭上高く上げる。
※ハンドシグナルは明快でなければ成らないが、派手すぎたり威圧的であってはならない。
16.4 【説明】
16.4.1 ・通常、主審の判定を説明する必要はない。
・余計なアナウンスは避けなければならない。
※例えば…サービスがネット後レシーバーコートに触れなかったような、明らかにサービス失敗に対し「フォールト」と宣告する必要はない。
※ラリーが自然に終了せず、判定状況が選手や観客に明らかでない時には、ハンドシグナルと説明用語によって説明する事が望ましい。
16.4.2 「説明の為の用語例」
選手、衣服、ラケットがネットに触れた時・・・・・・・・・「タッチトネット」
プレーイングサーフェスが動かされた時・・・・・・・・・・「ムーブドテーブル」
フリーハンドがプレーイングサーフェスに触れた時・・・・・「ハンドオンテーブル」
ボールの進路を妨害した時・・・・・・・・・・・・・・・・「オブストラクション」
ボールが同じコートで2度バウンドした時・・・・・・・・・「ダブルバウンス」
同一競技者がボールを故意に2度打ちした時・・・・・・・・「ダブルヒット」
ダブルスで誤った競技者がボールを打った時・・・・・・・・「ウロンプレーヤー」
ダブルスのサービスで間違ったハーフコートに触れた時・・・「ウロンサイド」
16.4.3 ・サービスが違法であり、失敗サービスがどの条項に触れるのか、選手が認識できない様な場合は、充分な説明をしなければならない。
・ボールがエッジに触れた事が選手に気が付かなかった時など、判定について瞬時に理解が得られない場合、卓球台の端を指を指したり、フォールトとなったサービスの動作を行い説明することが必要です。
あくまでも、主役は競技者であって、この事を一番に頭に入れながら、そして派手すぎたり威圧的で無いように、卓球競技向上と審判を頑張っていきたいと思います☆彡