私達がいつも参加しているローカル大会で審判への疑問がよくあります。
小さい大会では、リーグ後トーナメント戦という試合方法で行われています。
その時の審判は、相互審判で、トーナメント戦では負け審判になります。
この中には、審判の資格を有している選手は少ないようです。
又、有資格者でない選手は「審判法/審判の手引き」に触れたことはないと思います。
私も審判の資格を取得していても、後半の審判員の手引きのページを最後まで読んでは
いなかったと思います。
今回、日本リーグ審判員としての要請を良い機会として、最後まで何度も読み返しています。
大変興味深いことが、審判法/審判員の手引きに記載されていましたので、一緒に勉強したいと思います
。
10・3 疑問への対処
10・3・1 主審は自分が正しい判定をした亊に確信がある場合…
選手が主審の間違いであると思っている理由で、簡単に判定を変更してはならない。
主審が、双方の選手達が強行に同意しない様な判定に固執していると、
主審の態度は”押付けがましい”様にとられる。
主審があくまでも、”押付けがましい態度”を取った場合、
この決定から利益を得る選手が、故意にサービス、レターンを失敗して
抗議するような行動を取ることがありうる。
これらの行動では主審の権威を著しく損なうことに成る。
10・3.2 相手選手が異議を申し立てなくても、
変更によって有利に成る選手の要求だけで判定を変更すべきではない。
又、次のラリーが始まっていたら異議は無視すべきである。
*例外的に、双方の選手達が誤りである事に確信があり、主審が誤っていたと
受け入れられる場合は、訂正を受け入れるのが賢明である。
10・3・3 主審は相手選手に影響を与えないと確信する範囲内で、違法な行為をしたと
疑われる選手に対して罰則を与えるのではなく、”疑わしい”だけで
何の処罰もしないで済ましても構わない。
しかし、相手選手が規則に違反しながら罰せられない亊に一方の選手が疑いを抱いたために、
競技に集中できない様な事態になった場合には、そのラリーを
「レット」(結果が得点にならないラリー)と宣告しなければならない。
先日のラージーボール大会でも、相手側の男性主審判定で、相手男性選手の言葉でポイントを
ネットとして覆させて、得点を入れ直している亊に、異議を申し立てた所、
主審が「すみませんでした」と得点を訂正してくださいました。
試合参加していて多いのは…主審になった時はネット判定をしっかりやらないと、
揉める原因になっているようです^_^;
二番目に多い「エッジボールの判定」についても記載されていました。
10・2 エッジボール
10・2・1 ボールが卓球台の上を飛んできた場合は、正しいリターンと成る。
卓球台の下から打たれた上昇中のボールは、ほとんどの場合「サイド」である。
10・2・2 ボールが卓球台の外から、しかも高い位置から飛んできた場合の判断は難しい!!
(絶対的だはないが)ボールが触れた後、上方にバウンドすれば
「台に触れた正しいリターン」と推測するのが妥当!!
しかし、引き続き下方に落ちれば、「サイド」に触れた可能性が高い。
10・2・3 副審は自分に近い側のテーブルサイドについて、エッジボールの判定に責任がある。
副審はボールがサイドに触れたと確信した時は、「サイド」と宣告し、
主審はその判定によりポイントの宣告をする。
主審は両エンドと、自分に近い側のテーブルサイドについて、エッジボールの判定に責任がある。
今度 試合に参戦した時は、こんな所に注意して審判を遣ってみてはいかがでしょう(ohtuka )