♪夕焼小焼の赤とんぼ〜♪〜♪♪〜と夕焼けを見ると歌い出す、日本人なら誰もが知っている有名な童謡。
1 夕焼小焼の赤とんぼ
負われて見たのは いつの日か
2 山の畑の桑の実を
小かごに摘んだは まぼろしか
3 十五でねえやは嫁にゆき
お里のたよりも 絶えはてた
4 夕焼小焼の赤とんぼ
とまっているよ 竿の先
(作詞:三木露風、作曲:山田耕筰)
戦前を代表する抒情派詩人、兵庫県龍野町生まれの三木露風氏の詩。
実際は「赤とんぼ」という種類のトンボは存在しないこと皆さんは知っていましたか??
「赤とんぼ」とは、秋に熟して体色が赤く変化したトンボの仲間の総称だということです。
通常はトンボ科アカネ属(アカトンボ属、Sympetrum属)に属するトンボを総称して呼んでいる。
狭義には秋に平地に群を成して出現する「アキアカネ」だけを指すことがあります。
しかし、専門知識なしにアキアカネと他のアカネ属のトンボを区別するのはかなり難しいと言われます。
また、アカネ属であっても体色の赤くないナニワトンボやマダラナニワトンボを含まない場合もあったり、
またトンボ科アカネ属以外の体色の赤いトンボ(ハッチョウトンボ、ショウジョウトンボ、
ベニイトトンボ等)を含む場合もあるといいます。
色は赤でなく黄色であるにもかかわらず、夏の終わりごろから群を成して出現するウスバキトンボが
赤とんぼと呼ばれることも多いのです。
アキアカネの赤い体色は気温と関係があり、体温調節昆虫と呼ばれる場合がある。
通常アキアカネのメスはオスに比べて赤色が淡いが、寒冷地では雌の赤い比率が高くなる。
世界でおよそ50種が記載されており、日本では21種類が記録されている。
参考まで
アキアカネ・タイリクアキアカネ ・タイリクアカネ・ナツアカネ・ナツアカネ・エゾアカネ
・マユタテアカネ ・マイコアカネ・ヒメアカネ ・オナガアカネ ・ミヤマアカネ・ノシメトンボ
・コノシメトンボ・リスアカネ・ヒメリスアカネ・ムツアカネ・ナニワトンボ・マダラナニワトンボ
・キトンボ・オオキトンボ・ネキトンボ
秋になると赤とんぼは繁殖期を迎え、水田などの水辺などでは後尾や産卵シーンが観察できますね。
「赤とんぼ」と言う名称がここまで広く知られているのは、やはりあの童謡のおかげだと思います。
田舎に墓参りに行くと、赤とんぼの群れがよくみられました。
これが「赤とんぼ」という名前ではなかったのはびっくりでした(´゚д゚`)エー
卓球試合で焦ったり、汗かきでハードに動いて赤くなってしまう私も赤とんぼ…