「石川佳純選手」VS「ワン・ユエグー選手」女子シングルス準々決勝で1ゲーム目を取られたものの、その後の4ゲームを制してベスト4進出を決めた。
「ワン・ユエグー選手」は世界ランク11位の32歳のベテラン選手です。
一方19歳の「石川選手」は日本のトップ選手だが、オリンピックは初めての大会です。
オリンピックでは男女含めてベスト4に進出したのは日本卓球史上初めてです。
しかも自分の卓球をしっかり披露しての素晴らしい戦い方でした。
第一ゲームではボールの流れがつかめず、サービスからの得点率では、石川選手が50%、ワン選手が70%となってゲームを落とした。
第2ゲーム目は流れをつかみ乗ってきた試合になって、一気に4連続ポイントで9対3と得点を重ねだした。
そして大きな差を持って「石川選手」らしいゲームで勝った。
その後もサーブからの3球目も決まりだし、「ワン選手」の揺さぶりにも対応し、アタックにも反応する落ち着いたいい流れでゲームを運んだ。
速いラリーでは5分以上で、バックでは「ワン選手」には負けていなかった。
若い19歳の選手だが、色々な引き出しを持ってのプレーが其処此処に見られた。
そして、声も良く出て、読みも確かなものになってきた。
ベテランの「ワン選手」も第4ゲームでは一歩も引けない打ち合いで中盤までは5分5分で点差がなかった。
その後連続ポイントを重ねて8対10のゲームポインで石川選手自らタイムアウトを取り、そのタイムを生かし1本でこのゲームを制した。
ファイナルでは石川選手の流れは止まることなく、フォアにやってもバックにやっても打たれ、ワン選手のやることがなくなってきて、石川選手がポイントを重ねた。
準々決勝でも、石川選手らしいゲームを披露した。
この調子でメダルへと突き進んで下さい。