今では「選手自身が資金を集める」活動が注目を集めています。
インターネットを通じ「スポンサーになってください」と、個人にもスポンサーを呼び掛けるという形のものです。
応援したいなと思う方は画面を「クリック」することで個人スポンサーになれるということらしい。
他にも「後援会代行サイト」というものもあるそうです。
登録した選手の顔写真やプロフィールなどがあり、自分で応援したいなという選手にクリックすると、その選手へとお金がいくシステム。
ファンサービスとしてテニス選手ならば…
・「サインを差し上げます」
・「生電話が出来ます」
・「ダブルスの試合に一緒に出ます」など
支援していていただいた方へのルール、決まりごとがあるようです。
これからはこういう形の支援を求めることも、増えてくることなのでしょう。
しかし、これには賛否両論あるようです…
・支援する側も興味が湧くが、結果が出ない時どんな反応するのかが心配。
・「自分で稼がなきゃいかん」という選手自体に自覚ができ、社会的責任はどうなのかを考えるようになる。
・オリンピックが近づくと関心持つが、終わると引いてしまい安定しないしリスクがある。
・「自分の好きなことだったら、自分でバイトしなさい」という空気が昔にはあった。
・今はそういったことを、教育する周りの方々も減ってきている。
・それにメジャーな選手の情報が、流れ過ぎてしまっているからだともいう。
・結果が出なかった時にたたかれると言われましたが、選手はそれを含め「選手は全部背負ってやっている」というならば、個人のスポンサー集めは賛成。むしろ支援することの税制上の優遇がほしいくらい。
あともう一つ…
2010年よりアスリートの就職先を探す活動として「アスナビ」というのがあるそうです。
(※トップアスリートの就職支援活動ナビゲーションシステムの略)
アスナビは、オリンピックや世界選手権などを目指すトップアスリートの生活環境を安定させて、競技に集中・安定し続けることが出来る環境を作る目的で、企業側にサポート(支援)を呼び掛ける活動のことです。
一流と言われるような選手は、コミニュケーション能力・行動力・集中力等、さまざまな能力を持ち合わせているようで「スポーツおバカさん」ではなれないようです(言葉汚くて(-_-))ペコッ
そのところを企業側も分かり始めたらしく、取り入れられているそうです。
そう思うと、メディアで取り上げて頂いたり、ユニホームに色々な企業のスポンサー名が付けて活躍されている選手などは、とてもありがたい事でもあり、限られた方々なのかもしれません。
日本の卓球界も昔は世界で活躍されていた時代もありました。
そんな時代でも、経済的には厳しく「かんぱ」という支援(サポート)をうけながら、世界で戦っていたそうです。
「かんぱ」から「スポンサー」になり、お金を集める方法・手段、やり方は変わっても、支える(支援する)ことになんら変わりはありません。
人を育てるには「時間」もかかり「お金」もかかります。
一番頑張っている選手方々に「メダル、メダル」「頑張って期待しているから」なんて気安くはいえませんね。
「競技に集中できる支援体制」「人材・選手を育てる」「世界で戦える」土台作りに期待したいところではあります(山)