世界選手権終了後の戸上隼輔選手が経験した変化や、決勝戦での心境、今後の目標について。
選手がどのようにプレッシャーを乗り越え、技術や戦術を高めてきたのか、また今後の団体戦や世界大会への意気込みについて、率直な思いを語ってくれました。。
特に、64年ぶりの決勝進出という歴史的な舞台での心情や、異なる環境での成長、そして今後のオリンピック種目の変化に対する考えなど、選手のリアルな思いがうかがえます。
インタビュー
Q:今の率直な気持ちや、決勝の舞台での心境について教えてください。
戸上隼輔)
優勝できて素直に嬉しいが、まだ実感が湧かず複雑な気持ち。決勝は64年ぶりで、勝てば歴史的な快挙になることを試合前から意識していたため、緊張やプレッシャーで頭や体が硬くなり、プレーに影響が出たと感じている。
一方で、篠塚選手は初めての決勝でも臆することなく積極的に攻めており、精神的な強さを感じた。メンタルお化けだったな!と、驚いています
Q:パリオリンピック後の環境や、今回の大会でのコンビネーションについてどう感じていますか?
戸上)
パリオリンピック後は自分はブンデスリーグ、篠塚選手は日本でプレーし、それぞれ異なる環境で個々の技術や戦術を高め合った。お互いの技術が相当上がったと感じており、今回の良いコンビネーションにつながった。
様々な苦しい経験を経て、どんな状況でも諦めずに戦い抜けたことが大会を通して良かった点である。
Q:今後のオリンピック種目や日本男子チームの状況、目標について教えてください。
戸上)
オリンピック種目が変化し、団体戦への切り替えなど新しい挑戦がある。今までと違う種目が増えるなど、オリンピック自体も変化していくと認識している。男子日本チームはレベルが高く、ベテランから若手まで多くの優秀な選手がいるため、出場権獲得は非常に厳しい競争になる。
その中でまずは世界選手権など大きな大会でタイトルを取って自信につなげ、出場権を獲得し、その先にメダル獲得があると考えている。オリンピックに向けて引き続き努力していきたいという強い意欲を持っている。