皆さんは、卓球練習をしている時に、「練習試合」を経験していますね!
公式の大会というのは年間にそれほど多くありません。練習相手が常に試合参加できるわけでもなく、実戦の機会は結構少ないというのが実情です。
そういった中で練習試合というのは、普段対戦する事のない選手と数多く試合をすることができ、本番に近い形で経験を積めるとても良い機会なんです。
ただ、その練習試合もただなんとなくやっていたのではもったいない。練習試合を本番の試合に活かす為にとても大切な事があるそうです。それは「データ収集である」という意識を持つ事なんです。
■練習試合で集めるべきデータ
実際に情報として集めておく内容としてはサーブの種類についての情報!!
・相手が主に使ってくるのが…順横回転のサーブか、あるいは逆横回転のサーブなのか。
※逆横ならば…巻き込みなのかYGなのか、あるいはバックサーブ。
又は、回転がすごくかかっている、ロングサーブが多い。
・フォアハンドの方が上手いのか、あるいはバックハンドが上手いか。
・下回転打ちが上手いか(一発で打ち抜いてくるタイプ)、上回転打ちが上手いか(ラリーを好むタイプ)
・どんなレシーブが多いのか、攻撃をされる時はどのコースが多いか!
やはり初めて対戦する相手で最も警戒しなければならないのは、サーブである。
サーブの種類、回転の強弱といった様々な特徴を、試合をしながら情報を整理していくのは結構大変な事です。それを事前に掴んでおく事ができれば、精神的にも相当楽になる事は間違いありません!
それにフォアが上手いのか、バックが上手いのか、下回転か上回転かといった事も、どれに当てはまるかで取るべき戦術ががらっと変わってきます。知っていれば、そのパターンの練習を積んで準備しておく事ができます。
よく、公式のリーグ戦でも、今の自分が得た情報をしっかりと整理して記録しておく事が大切です。
もちろん、慣れないうちはこういった情報を整理すること自体が難しいだろう。どういうサーブが多かったかということですら、振り返ってみてもよく分からない選手も多く、しかし、これもひとつの訓練だと思います。
こういった情報をしっかりと整理するという事を日頃からやっておくこと自体が、卓球の頭をより強くする事につながるそうです。そうした訓練を積んでいけば、初めて当たった相手に対しても、1セットを終えた段階で、こういう特徴があるから次のセットはこう対策しようといった戦術を組み立てられる様になっていくと思います。
ノートなどに試合結果をメモするのはもちろんですが、むしろ点数よりもこういった相手の強みや弱点といった特徴を記録しておく事の方がよっぽど重要。勝った負けたというのは、単なるその日の結果にすぎない。
最初は少しずつでも良いので、情報をしっかりと収集して整理し、それを言語化できるよう挑戦していこう
そして本番の大切な試合でその選手と当たることがわかれば、データからその選手の情報を抽出して、対策をとる事ができます。
まず練習試合をした時に、ノート等に記録する内容を厳密にルール化する。
例えば、
①名前
②戦型
③どんなサーブが多いか
④フォアが上手いかバックが上手いか
⑤下回転打ちが上手いか上回転打ちが上手いか、という事。
あまり項目を増やしすぎると大変になるので、まずはこの程度で…
これは、高校生や中学生の部活での話ですが、わたしたちの試合でも同じ選手と当たる事も多いので、参考になると思います。
試合でデータを収集して、経験を言語化して競技経験を積み重ねて、記憶に残しこれまでよりも1回でも多く勝つことができる様になれればいいと思います。