卓球戦術で、粒高の選手を倒すためにはどの様な戦いにしたらよいのか、勉強してみました。
伊藤美誠選手が、ルクセンブルクの「ニー・シャーリエン選手」に8.5.1の3-0で完勝の勝ち方をしています。観ていて、完璧な粒高戦略でした!!
「ニー・シャーリエン選手」の使用ラケットとラバー…
ラケット…SWAT(スワット)
ラバー…CURL P1V(カールP-1R ソフト)(カールP-1R OX)
※以前はフェイントロング2を使用していました。年齢は60歳で世界ランク53位(最高35位 2022年3月)です。WR3位の王芸迪選手に勝利したこともありました。
最近の一般卓球人や、インドの選手等イボ高ラバーを上手く使って、大会成績を伸ばしているのをよく目にします。
では、「イボ高」に勝つ方法を参考にしてみたいと思います。
粒高ラバーは、この粒のおかげで、回転を逆にして返球するという特徴があります。上回転のドライブは、粒高で返球されたら下回転で返ってくる。逆に下回転のツッツキをすると、上回転のボールで返ってきます。
① サーブは回転ではなくコースを重視
、粒高に対して横回転のサーブを出すと、ボールが揺れて返ってきたり、回転が残ったりと予測しづらい返球が来る可能性が高い。
サーブは複雑な回転を出さずに、ナックルや上回転のロングサーブなど、なるべくシンプルなサーブで…(コースをしっかり意識する)
フォア前のショートサーブと、バックへ速いロングサーブで、対角を狙う。
あるいは逆の「バック前とフォア深く」等も有効。
②下回転に対してドライブをしない方が良い(これは一番やってはいけない)ので、ツッツキでなるべくバック深くを狙ったツッツキをする事が良く、返ってくるのは、必ず上回転のボールなので、早い打点で相手のフォアサイドにスマッシュ!!
③攻撃中に浮いてきたボールには注意が必要です。
それは、チャンスボールに見えますが、下回転が強烈にかかっている事が多い様です。
④ループドライブは極力打たない方がいいです。
イボ選手もそれを待ち構えている。相手がペン粒なら裏面でカウンターされ、シェーク粒でも回り込んでフォアハンドでカウンターされてしまいます。
⑤ペン粒でもシェーク粒でも基本的にはフォア狙いをします。
⑥常に攻める気持ちを忘れないで試合を進めます。
粒高やカットマンといった守備型の選手達は、試合が長引けば長引くほど強くなってきています。
相手が粒高でも、攻撃マンと対峙する時と同じ様な姿勢で、強気で積極的に戦う事が必要です。
そして試合を長引かせず、3-0で押し切ってしまうのが最も良いそうです!!