2023年11月19日のブログ

卓球戦術…打たれる場所に先回りする為の方法


 卓球と言うスポーツは「反射神経が必要なスポーツだ」と言われています。卓球台はとても小さくて、相手がボールを打ってから、着地するまで0.5秒もないそいです。だから反射神経だけでは限界があるといいます。
 長身選手は卓球台全てにラケットが届きそうですが、対応できるわけではないといいます。
そこで必要なのが「予測」という能力だそうです。

 そして、予測をするだけでは意味がなく、予測した位置に身体を運ぶ動作が必要ですね!!
予測と動きはセットです。
 
 トップ選手達のプレーでは、「打たれる場所に先回りして動く」と言う場面を見る事があります。
ダイナミックなスーパープレーに加え、細かく足を動かして微調整しています。だからこそあれだけラリーが続くのですね…

 クロスのコースへ先回り…
この理由としては、ストレートよりもクロスの方が距離が長く、打つにはミスをする確率が低い点だといいます。相手にとっては、自分の身体が台から離れていればいるほど、クロスに来たボールを打つ為には大きく動く必要が出てきます。

 普通の展開で考えると、相手のバック側へ送ったボールは、バッククロス側に返ってくると予測なので、身体を少しバック側へ寄せて待つ。

 又は、バック側から相手のフォア側のストレートへ返球をしたら、フォアに返ってくる可能性が高いので、フォア側へ少し身体を動かすという考え方ができます。

 ストレートへのケア…
クロスだけでなく、ストレートのコースを狙われる可能性もあるので、このケアも頭に入れておかなければなりません!! ストレートに来た時に、なんとか対応できる位置で待つ必要もあります。

クロス方向への打球は身体から逃げていく性質のため、それを踏まえてクロスへの返球を想定した位置に動く必要がある。ストレートに来てもギリギリ対応できる位の位置にいる事も考える。
この位置は、いつもの練習で意識をしておく必要があり、自分自身が対応できる範囲を徐々に広げていく練習も必要だと思います。

 そして、動くと同時に相手のラケット角度や肩の開きをみて、相手打球がストレートへ来そうな事をなるべく早めに察知することが必要だと思います。

しかし、ストレートへのケアをしなくても良い場面というのもあると書かれていました。
それは、相手の打点が卓球台よりも下がった時だそうです。

卓球のセオリーとして、相手が回りみドライブを打つ時に、ボールが台より下に落ちた場合、そのドライブは90%以上の確率でクロスに来るそうです。
その状態からストレートコースヘ入る事はほとんどありません。この時は、安心してクロスで待てば良いといいます。経験を積んでいくと理解出来るといいます。

前後への先回り…
また、左右の動きばかりではありません。前後の動きの意識と言うのもあります。

例えば、レシーブでストップをしたとすると…初心、中級者レベルであれば、次はツッツキで返ってくることが多い。それを見越して、ストップ後はすぐに足を動かして、台からしっかり距離を取った位置で、次の球を攻撃する準備をしなければならない。

※良いストップができたのに、後ろに下がり切れずに、次のボールで詰まってうまく攻撃できないパターンこれは言うまでもなく、前後の動きが不十分である事に原因があります。

逆のパターンでは…
中陣でバックサイドのボールを、フィッシュあるいはロビングでしのいでいたとするその中でバックハンドの強打で引き返して、反撃に転じるシーンがある。それに対し相手がブロックをすれば、当然次のボールは台の近くに落ちる。

つまり、反撃するのであれば、中陣からすぐ前に出て台との距離を詰めなければなりません。そのままの位置に居たのでは次のボールを打ちあぐねてしまいます。

自分が打ったボールによって、次にどんな性質のボールが返ってくるのかを意識し、適切な位置取りをすることが重要。

ボールを見るよりも先に動く事です。ポイントには重要な共通点が一つある。それは「ボールを見ない」ということだ。

 自分の打球を「入るかなー」とついつい見てしまう事があります。これはダメなんです。
ボールを打ったら入ったか、心配していないで、次球に備えて足を動かさなければなりません!!
ボールが相手コートに入るまで見てしまう癖がある人は直しましょう。

 あるいはボールが入った後、相手の打球する動きを見てから足を動かすという事も、必ずしも必要でないといいます。

例えば、サービスからの3球目攻撃を狙う際に、バックに返球される可能性が高いサービスを出したなら、ボールが相手のラケットから離れるよりも前に、回り込みを始めてしまう。そうする事でしっかりと回り込むことができて、3球目攻撃の威力や精度を上げることに繋がる。

「打たれる場所に先回りする」
ある程度の経験を積めば、自分が打ったボールが次にどう返ってくるかはおおよそ予想できるようになる。
基本的にはクロスに返ってくることが多い。
レシーブが浮いてしまったら、強いボールが来る。

 卓球は将棋やチェスに近いものがあるそうです。
「こうすればこうくる」というのがある程度確立されており、それを知って身体に染み込ませていく事がとても重要になってくるといいます。
練習は上手いのに試合では勝てない選手などは、この部分がうまく出来ていない事が多いそうです。

頭では分かっていても実際には身体を動かせずに対処できていないケースが多いので、練習経験沢山積みましょう☆
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