卓球戦術で面白い記載を見つけました。卓球の試合を客観的視点で分析をするという事です。
以前、試合をしていると、目の前の迫り来るボールのコースや、回転に気を足られ対応するのが精いっぱいで、「次のサービスは、何を出せば効くだろうか」、「どんなサービスを出してくるのだろうか」と言った主観でしか試合を考えられていなったと思い出します。
卓球とは考える事が多い競技だと思います。目の前のボールに対応するだけ、「なぜ点を取れていて、なぜ点を取られているのか」、仲間が客観的な視点で分析し、次にどうすべきかの指示をしてもらうとその時、なるほど、こうすべきだったかと、戦況が読める事がありましたね!!
①主観と②客観で試合を考える例として…
①:「頑張って攻撃をしているが点にならない」
②:「頑張って打っている様に見えて、打たされている」
①:「バックへのロングサーブで得点していたが、途中からは点にならなくなってきた」
②:「ロングサーブを待たれている」
①:「得意な横回転のサーブを出しているはずなのに、点にならない」
②:「サーブの回転を利用されている」
つまり「客観的な捉え方」が出来る選手は、自分で戦術を組み立てる事が出来るし、戦術を変える事ができる能力も高いと書かれていました。この様に考えていない選手は、客観的な視点で試合を捉えられていないで、相手がなく自分だけの独り相撲で戦っているのではないでしょうか?
◆客観的視点を身につける方とは…
最近はテレビやネットで卓球中継が行われる事があります。その実況付きの試合を、実況と併せて解説者が試合中のプレーや展開についての説明をしています。解説者の声にしっかりと耳を傾けて、試合を最初から最後まで観るという事が勉強になります。
例えば、解説の中で出てくる「手前の選手は打たされる展開が続いていますね」や「このフォア前へのサービスについては待たれてしまっていますね」、「縦回転サービスよりも横回転サービスからの展開の方が得点になっていますね」といった解説です。
チームメイトやコーチの意見で、下回転からの展開では点数に結びついていないから、上回転のサービスからの展開を多くすべきだとか、競った場面で安全に行き過ぎて相手に攻められてゲームを失っているとか。多くの視点から、「新たな発見」が得られ、そこから得られた「発見や課題」を、次の試合に生かせる様、日頃から練習時であっても技術と頭の訓練をしていきましょう☆彡