卓球の世界ツアー「WTTチャンピオンズ欧州サマーシリーズ」は2022/7/22「ハンガリー・ブダペスト」で最終日が行われ、唯一ベスト4入りしていた「張本智和選手(WR8)」が見事中国選手を超えて頂点に立ちました。
中国選手は林高遠選手(リンガオユエン)と馬龍選手が参戦していましたが~決勝は林高遠選手との対戦でした。馬龍選手は、男子シングルスの2回戦で、敗戦してしまいました。その対戦相手は「パトリック・フランチスカ(ドイツ)」でした。
「パトリック・フランチスカ選手」は、今大会2回戦で「東京五輪王者の馬龍(マロン・中国)」を破っているほか、「樊振東選手(ファンジェンドン・中国)」や「許昕選手(シュシン・中国)」等、名だたる中国選手達に、勝利している選手で、中陣からの両ハンドの攻撃は世界トップクラスと言われています。
張本選手は準決勝でその「フランチスカ選手」と3-4の接戦で勝利して決勝に進みました。
試合は、第1ゲームから張本選手が台上で先手を取って1ゲーム勝利。第2ゲームではフランチスカ選手の得意中陣からの展開でリード。ゲームカウント1-1。第3ゲーム目は、接戦を張本選手の勝利。
第4ゲームではフランチスカ選手が、強烈なバックハンドドライブで1ゲームを取り返し、第5ゲームでは、張本選手のチキータからフォアハンドの攻撃で勝利が見えてきました。しかし、フランチスカ選手も回り込んでのフォアハンド攻撃で応戦、最終ゲームへ…
最終ゲームでは一進一退の攻防、後半には張本選手がリードを広げ、最後はフランチスカ選手のサーブが、オーバーミスし張本選手がマッチを制しました☆彡
◎張本智和 VS
パトリック・フランチスカ(ドイツ)
(4-3)
11-3
6-11
11-8
6-11
11-5
8-11
11-6
張本選手の決勝は「林高遠選手(リンガオユエン・中国)」と対戦しました。
林高遠選手は、17年アジア杯優勝などの実績を持つ選手です。張本選手はゲームカウント0―3で、このまま林選手に敗戦してしまうのかと、思いながら観ていましたが、ここから張本選手が諦めず戦った結果だと思います。林高遠選手(中国)に4―3で勝利、今季の国際大会初優勝ができました。
インタビューでは、「神様が味方してくれたのかなと思います」と話していました。
おめでとうございました☆彡