2022年05月07日のブログ

女子選手が男子選手に勝つための戦術とは…


 Kクラブの土曜教室では、男女共試合参加している選手が一緒に練習をしています。教室の後半ではカウントを数えながら、試合練習もしています。 練習相手でもあり、戦術もラバーの癖もわかっていますが、いざ試合でカウントすると中々思った通りに、行かないのが卓球の試合です。

 こんな時、戦術的にどうしたらよいのか、卓球戦術を教えてくれている教本を読みました。まして、「女子選手が男子選手に勝つ為の戦術」テーマでした。

 普通の大会では、機会は少ないですが、オープン戦やチーム内など男子選手と女子選手がシングルスで対戦する試合に参加していた経験もあります。普通の裏ラバーペンの時は、全く勝てず面白さを持てないでいました。しかし、表ラバーのオリジナルの中なんかを使っている時には、なんか勝てていた様な事を思い出しました。

 普段から女子同士の選手と練習する機会の多い選手であれば、そういった時に慣れていないので、自分のプレーが出せない儘負けてしまう事も多いだろうと書かれています。
そうならない為にも、「男子選手の特徴」をしっかりと抑えて戦術を練る必要があるそうです。

 「男子選手の特徴」
①男子選手の特徴を考えると、やはり体格差です。
 ■領域は、基本的に前陣が主な女子選手、男子選手は比較的中陣でもプレーをする選手が多い。
 ※脚力や腕力のある男子は、中陣からでもラリーをする事ができるので、プレー領域の幅が広い。
 ※フットワークを活かした回り込み、飛びつきといったダイナミックなプレーが男子の持ち味
 ※そして、ボールの威力はやはり圧倒的に強い。
 ※台の近くで甘いボールを送ってしまうと、一発で撃ち抜かれてしまう。

 この特徴を頭に入れて「男子選手に勝つための戦術は」
一発勝負を避けてラリーに持ち込む。
男子の方が圧倒的にパワーがあるので、男子選手に十分な体制で打たれたボールをブロックするのは大変。

 ※少しでも相手の時間を奪って、十分な体勢で打たせないような工夫が必要となる。
ツッツキなど下回転系ボールは、相手に時間的な余裕を与えてしまう。

 ※「上回転系のボール」を中心に組み立ていくのが良いそうです。
 
 ※サービスもアップ系 又は、ロングサービスを中心に使って、早くから上回転のラリーから始める。

 ※ラリーでは普段通り、「早い打球点」をとらえた、テンポの良い攻撃で男子選手を揺さぶっていく。

 ※バックハンドでストレートを突き、男子選手のフォアをどんどん攻めていく様にするという。

■こうする事で、男子相手へフォアサイドへの意識を強く植え付ける事ができて、得意の回り込みもしにくくなり、相手の足を止める事ができる。相手は台から下がって対応しにくい。
■前陣で右に左に揺さぶっていけば、展開としては不利になる事はなくなる。
これが女子が男子を倒す時の王道パターンという。

■ミドルを上手く攻める
もし相手が両ハンドで、対応してきて台から下がってくれない場合は、ミドルを突く事が有効打となるそうです。
※男子はリーチの長い選手も多く、そういう選手はミドルの処理は苦手としているのでは…。
下がらない選手もミドルをうまく突くことができれば、甘いボールを引き出せたり、体制を崩させたりする事ができ、やや下がらざるを得ない状況に持ち込めるそうです。

「ミート系の技術」も使う
もうひと押しする為に重要になってくるのが「ミート系の技術」。

体格が小さい女子選手は、ドライブでボールに威力を出しにくく、スマッシュなどのミート系の技術を使う場面も多い。
女子選手に「表ソフト」を貼る選手が多い要因のひとつだとも書かれていました。
逆に考えると、男子選手の中ではドライブ主戦の選手が多いので、ナックル系やミートスマッシュを活用すれば有効だと言えます。

レシーブでも回転をかけたチキータより、バックハンドでミートする方が、相手男子にとっては嫌だと思います。
相手が下がった状態でスマッシュなどをしても威力は半減なので注意。
ロビングを上げられた時なども、女子のパワーで打ち抜くのは中々難しいので、あまり付き合わずにストップを駆使して状況を変えた方がいいでしょう。

 基本的には女子選手はいつも通りの戦い方を大きく変える必要はなく、ピッチの早いラリーを続けて男子を振り回していけば有利に試合は運ぶそうです。
私も、表ラバーに変えてナックルとミート打ちで男子との試合も楽しく成った事が読んでいて合点がいきました。でも、コロナ禍で中ペンに変えていますので、またまた スタートになっています!!
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