先日まで行われていた「世界卓球選手権ドルトムント大会」
世界ランク6位、日本代表「石川佳純」選手と対戦した、生まれつき障害を持つ選手。
私が感動したのは、右肘から先がないポーランド代表の「ナタリア・パルティカ」選手であります。
「サービス」をやる際には、少し残っている関節ところにボールを乗せトスを上げる。これはお見事!!
プレーはというと、これまたすごい!!しなりのある「ドライブ」
フリーハンドにハンディがある分バランスが悪いのではと思いきや、軽快な「フットワーク」で石川選手と互角の勝負。
一般の人でもバランスを取るために「フリーハンド」はとても重要な働きを持っているのに、このバランス感覚は素晴らしかったです。「パルティカ」選手の努力は本当に凄いんだろうなとも思いました。
「北京パラリンピック」シングルスでは中国の「范蕾」選手を破り優勝、団体戦でも準優勝をしています。
「北京オリンピック」にも団体戦で出場しており、「パラリンピック」と「オリンピック」の両方に出た最初の卓球選手でもあるそうです。
障害がある方の大会だけでなく、一般の大会にも出場される方も、私たちの身近には居られます。
私も以前、国際大会経験豊富の「石河」選手と対戦したことがあります。
石河選手は足が不自由なのですが、一般の試合でもガンガンやっていましたね。
バックハンドが強く、とてもやりづらい選手だったという印象があります。
「私とやるには動かせばいいのにねぇ〜」と石河選手との会話。
確かに石河選手に負けてしまった選手は、分かっていても出来ないのか、相手が見えていないのか、遠慮をしているのかはわかりませんが、そういう戦略をとっている風には見えませんでしたが。
まぁ石河選手にはそうさせない強さがあるんだと思います。
障害を持つ選手として、○−チェリ−競技で「ロンドンパラリンピック」に出場される代表選手は、左手が動きません。
そのため口で弓を引き70m先の的に当てるというから、私には到底できない“すご技”です。“差し歯抜けそう〜”
本番と同じ距離での練習場所確保に苦労しているといいます。
しかし「あれがない、これがないではなく、今ある環境で何ができるかを考える」とものすご〜く前向きなんです。
見習わなければいけない事ばかりで、お恥ずかしい限りです。
悩んだ時、苦しくなった時、この選手の姿を思い浮かべたら、何でも出来る気になってきました!!! (山口)