男子シングルス「張本智和」「丹羽孝希」選手ともにベスト16での敗退。この結果は悔しいものがありました。特に「張本選手」はメダルを期待されている中だったんですけども、「張本」選手も「丹羽」選手もパワーヒッター・強打者に負けている!
というのは、しっかりと今後の卓球にどうそれに対応していくかというのをしっかり研究しなければいけないとも思いました。そこで「張本」選手「丹羽」選手も落ち込んで団体戦に入るのは嫌だなという思いはあって、そんな中で団体戦に入る時には、まー励ましもあるし、やってやろうじゃないかという話もした。
そういう風な形で多分切り替えるのが難しかったと思う。シングルだけでは終わりではないので、もう団体戦で絶対「水谷隼」選手も含めて「全員をメダリストにして帰してやりたいな」っていう思いは伝えて、もう一回団体戦に入りました。
そして、銅メダルに輝いた「男子団体戦」準々決勝「スウェーデン戦」のオーダーに勝利のカギあったといいます。普通からすると左左のダブルスで次のシングルス「張本」選手で2点というのがスタンダードなんですけど。ただこのオーダーを考えたときに、左左のダブルスがもし負けたときに、3番手に出てきた「シャルベリ」選手に対し、「水谷選手」と「丹羽選手」が勝てるか!?かどうかというのがちょっとあったといいます。
勢いがある選手でサーブがうまくてバックハンドがものすごくうまい選手。これに対抗するのが「張本」選手しかいないというのがひとつありました。なんとかして当たれないかと。それともう一つは、張本選手の調子が今一だったので、このダブルスに使って少しチームで戦っているんだという思い。
なんていうんですかね、本当は持っていなければいけないんですけど。やっぱり「張本」選手はエースで、みんな30代20代10代とバラバラなんですよね。なので、もう少しこう選手と一緒に戦っている感というのを出したいな!っていう思いなんかもあったりしました。
僕の持論でいうとダブルスは、練習しないとだめだというのは全然なくて、この2人で組めばこのペアには勝てるだろうという算段で、オーストラリア戦が終わってその日、何の相談もなしに1人1人に伝えた。そのあと帰ってダブルスの練習を1時間半くらいやって、このオーダーでいこうと決めたそうです。
そしてメダルのかかった3位決定「韓国戦」もうこの試合はすべて1番のダブルスですよね。あれが勝ったからほぼ80%以上の確率でいけるな!というのがありました。張本選手がドイツ戦で完全に復調したなという感覚はつかんでたんで。ほぼなにもなければ、間違ったことしなければ、2点とるなというのはありました。まー普通だったら世界ランキング1位の韓国ダブルス。他の日本選手が誰と誰が組んでも勝てないんですよ。
でも、この左左のダブルスで半分くらいは、ほんとかよ!まじか!というのはありましたね(笑)そして決まったメダルの瞬間ですがどんな気持ちだったのでしょうか!の問いに、そうですね「水谷選手で始まり水谷選手で終わった」っていうようなオリンピックだったかなというのは最後おもいました。
「チャンウジン」選手に「水谷選手」はあまり相性が良くない。でも団体戦だと僕はわからないと思っていましたし、ダブルスとったら最後まで張本がいるからという思いもあったんですけど。ここでしっかりと3−0でしめるっていうのは、さすがだな!持ってるな!オリンピックでこれだけの結果とパフォーマンスをするというのは、すばらしい選手だなというのは思いました。
激闘の東京オリンピックの裏側を語っていただきました「倉嶋監督」有難うございました!!