パラリンピック卓球は、熱戦が続き、日本人初めてのメダルを獲得できました。そして、五輪に続き、パラリンピックを観戦していても学ぶ所が沢山ありました。9/5にはパラリンピック閉会式になります
パラリンピックでは、視覚障害の選手が色々な種目に参戦していました。残念ながら、卓球競技では、パラリンピックの種目ではありませんでしたが、ネガティブなイメージを抱かなくてもいい様です。
「視覚に障害があると、スポーツはできない、ルールに合わせる事ができないとスポーツはできないんだと、ネガティブになってしまいますよね!そんな中、卓球競技にも、視覚障害の人でも出来るものがありました。それは、卓球台の上を転がす「サウンドテーブルテニス」です。
「サウンドテーブルテニス」を紹介してみます。盲人、視覚障害者向けの卓球です。試合のルールは通常の卓球と殆ど同じですが、いくつかの工夫がありました。サウンドテーブルテニスではバウンドは禁止。この卓球ではネットの下を通過させ、ボールは卓球台の上を転がします。そして、この球には中に鈴が入っている。
相手選手から、何をするか、声かけをして始めます。
サーブ側が「いきます」、守る側が「はい」と言ってから、試合をスタートします。この声掛けをする事によって、相手の状況を把握する事ができます。球に入っている鈴の音で、相手の転がるラリーで球の位置が確認できます。
また、通常の卓球との大きな違いは、ラケットにラバーがついていません!これは、ラバーによって打球音が吸収されない為です。打球音で相手が打った事が分かるそうです。
選手全員が「アイマスク」を着用するのも大きな違いになります。これは、視覚の度合いでも見え方が同じになるという公平性の為ですね。
卓球台は継ぎ目がありません。折り畳み式で継ぎ目のある卓球台では、そこを球が通る時バウンドしてしまう為、継ぎ目のない卓球台を使用します。
卓球競技でも、大きなボールを使う「ラージボール」や、視覚障害者でも楽しめるボールに鈴の入った「サウンドテーブルテニス」など、あらゆる人々に卓球で戦える場面が工夫されていました。