運動は様々な競技があります。
卓球では、ボクシングのシャドウプレー(フットワークや瞬発力)は、取り組む真価があるといわれています。
科学的に、研究している記載を読みました。
今までも、複数競技に取り組む事は、それとなくいい様に言われていました。
広島の人間社会研究所准教授が、この事の説得力を増す為に、科学的根拠の裏付けを探りました。
導入は困難だが、多様な経験進化は得られるという!!
まず運動とは、全身の筋肉活動の強度とタイミングの組み合わせで決まるもの。
筋肉をいつ、どれくらい活動させるか、そして、それを制御するのが、脳と脊髄や末梢神経も含む神経系で、運動制御と言います。
最先端のコンピューターでは、チェスのチャンピョンにでも勝てるが、チェスを動かす動作では、5歳児の方が圧倒的に上手です。
例えば、プロ野球のピッチャーの投球やプロダンサーの動きには私達は圧倒されます。
身体運動を起こす源となるのは、筋肉の収縮で生み出された力(筋肉)です。
一方、体の各部位には重力が働き、さらに体が外部の物体との接触があれば、そこにも力は生じます。
全身運動は、この筋力・重力・反力が相まって運動方程式によって決まります。
僅かな初条件の違いで、全く異なる運動になってしまいます。
運動制御とは、適応力です。
同じことを繰り返すから、上達すると考えがちですが…
本質は、同じ結果を得る為に、僅かな状況の違いに対して、毎回違う事をしている。
つまり、少しずつ違うから上手くなるという!!!
100回の野球の素振りでフォームが固まるから上手くなるのではなく、微妙な姿勢の差、筋疲労の度合い、地面の状況等…
毎回違う条件の中で結果が同じになる様に、異なる運動をするというのが運動制御であり、練習の効果になります。
Kクラブでも、コーチに習って、毎回 卓球ラケットを持ち、素振りや、フットワークを行っています。
卓球でも、シャドープレーと言います。
ボールを打つ前に、毎回の素振りでは、各々 手の位置や振り方を、変えてみたりしていると思います。
この、微妙な条件で手に入れた素振りで、練習効果があるに違いない…