昨日で、卓球は練習収めをしました。
今年のコロナ禍での練習は、マスクをしながら、苦しくて大変でしたが~
練習をしている時は、全てを忘れ、心が修復できるひと時でもありました。
卓球に限らず、スポーツはやっぱり素晴らしいです。
今から、年明け迄静かに教本を見直したり、頭の中での卓球です(^^)/
そこで、卓球「フォア打ち 基本のキ」を読みました。
「基本のフォア打ちが、できていない選手が多い事に非常に驚く」という書き出しから始まっていました。
これは、指導者あてに書かれた指導教本でしたが…
試合で目にするフォア打ちは、選手それぞれで、10あったら10通り、100人であったら100通りのスイングが観られると、私も感じます。
試合の強さは別にして、
スイングが変だと感じる選手、スイングがまともでも下半身が、全く使えてこない選手などです。
この本では、
「ラケットを握り始めた頃に、基本を忠実に守って来なかったから変な癖がついてしまっている」
一度体に染み付いてしまった癖を治すのは、難しい!という。
私も、数十年前には、フォアのスイングは三角に描くと、ラケットの握り初めに教えてもらいました。
その後、中国の指導者がゲストの合宿に参加した時には、楕円を描くようにスイングすると知り、スイングを変更しました。
その時、ヨーロッパでは、円を描かず、三角も描かず、其の儘線で戻すと知りました。
この方も、「一度フォアハンドを矯正した時期があったが、非常に苦しく、時間も相応にかかったと記憶している」と書かれていました。
卓球初めに覚えるべき「基本のフォア打ち」とは…
①「ラケットは振らない」
ラケットを振り回すデメリットは…
正しい指導を受けてきていない中学生の選手達は、殆どの選手がラケットを大きく動かし過ぎだそうです。
ラケットを大きく動かし、スイングが大きいという事では、
・空振りやボールにヒットしない可能性が高まる。
・次の戻りが遅くなる。
・怪我をする可能性が高まる。
そして、現代主流になってきている「高速卓球」に対応するには、スイングは常にコンパクトである事。
競技用のラケットとラバーを使っていれば、それ自体が反発する力を持っています。
ボールがラケットに当たれば、それだけで自然と返球はできるはずで、ここに大振りなスイングで振り回すと、入るボールも入らなくなってしまいます。
②まず第一のステップとしては、ラケットにしっかりと、ボールを当てるという事だけに集中する!!
次に「肘から先を折りたたむ様にしながら前方45度方向へ~」
③2つ目のステップとして、体重移動によりボールに力を加え、ボールに体重を乗せます。
ほんの少し力を加えて、ボールに勢いをつける。
ボールに力を伝えるのは「体重」です。
腕を降って力を伝えるのではなく、体重移動をする事でボールに力を加えます。
ボールを呼び込む時には、右足に体重を乗せ、打つ時に左足へ移動させる。
右、左、右、左の繰り返し。(少し体が揺れる程度)
④一般的な基本の姿勢としての足の位置取りを「スタンス」と言います。
体重移動がしやすい為には、足の位置取り(スタンス)が必要です。
「肩幅の倍程度」に開けると良いといいます。
足の幅が狭すぎたり、広過ぎたりすると、うまく体重移動ができず、変に力が入って無駄に疲れる。
選手にとって一番、適切な足の幅をここで見極める事が必要。
そして、半歩分だけ右足を後ろに下げると、「懐」ができて打ちやすくなります。
軽く膝を曲げた状態を保って、軽く前傾の姿勢をとる様心がけます。
⑤腰を使う
前傾姿勢が取れていて、体重移動ができ、ボールを打つ事ができる様になったら「少し腰を使う」を意識をしてみます。
右腰の骨を、ボールに当てる様な(腰を回す)意識を持つと自然な形になりやすい。
腰も回せていれば、それについてくる形で腕も動き、ラケットをスイングしている事になります。
その後に、スイングの角度など細かい所を微調整!!
大きい所から小さい方へ順番に意識すると良いそうです。
多くの初心者は、まず腕の振りを最初に意識する事が多い様です。
腕だけに意識が行き「腰が回っていない」
腰を回そうと意識をすると、腕のスイングが変になってしまう。
そこへ体重移動も意識すると、何だか滅茶苦茶になってしまいがちです。
体重移動の意識→腰の意識→腕の意識 という順序でいくのが一番習得が早い。
そして、安定したフォームになりやすい。
今握ったばかりの初心者…
最初は最も基本的な打法である「フォア打ちのポイント」をマスターしたい!
フォームなどは気にせず入ればいいのだ、という意見もありますが~
でも、フォームが綺麗な選手は、基本を身につけている証拠だと思います。
最初の時点で、綺麗なフォームでできていれば、今後の技術習得のスピードも早いはず!!!
さらに、あらゆる卓球技術に於いて共通して言えるので、頭に入れておきたいと思います。