卓球日本女子は、オリンピックで銀、銅メダルを獲得しています。
その、メダル獲得に導いたのは、卓球女子日本代表監督の村上氏です。
村上氏が数々の指導を経て、成功、失敗経験を書かれていました。
「村上恭和氏」は、’90年から、現在まで日本生命卓球部監督を務め、2008年から卓球女子日本代表監督も務めています。
経験から重みのある言葉が書かれていて、選手の向上へのヒントになると思います。
ご自身も卓球選手として、世界大会に出場して、トッププレーヤーとして活躍していらっしゃいました。
村上氏が指導者の道に踏み込んだのは、30歳の頃だそうです。
最初はママさん相手の指導で、無理な練習や、技術、戦術等、難しい事や厳しい事を言ってしまったといいます。
村上氏は、この失敗を考え、指導方法を変えたそうです。
出来る範囲で、充実感を得てもらう。
会話など、楽しみながらで、次も卓球をやりたいと思われる事が、必要だと分かったそうです。
・卓球で達成したい事は何か?
・コーチングを受けてどうなりたいか?
一人ひとりの目標を聞いて、それに沿った指導を心掛けたそうです。
チーム指導では、皆の前では褒めない、注意しない!!
自ら判断し決断できるのが大切とし…個性を伸ばせる様に自由練習を50%。
1回60分の練習を3回やる場合…
1回目は、皆でこの自由練習
2回目以降は、自分の課題に沿った練習をそれぞれ行う。
内容は、コーチと相談しながらも自分で決める。
※こうしないと、試合の時に自分で判断し、決断を下す事ができないという。
村上氏、チームでは、自分で考えた方が、いい練習ができるといいます。
なるほど (*^^*)
伊藤美誠選手の様に、やってみたい事や自分で考えた技術の練習を重ね、新しい技術をたくさん生み出せるのですね!!
村上氏は、「その競技が大好きだ、と言う様な選手を育てる事で、テクニックがあっても、競技愛がなければ高いレベルに行けない」という。
村上氏の心得とは…
1.
勘違いしたままの選手を無くし、一人ひとりの目標をきちんと把握し、それに合った指導。
2.
選手と公平に接し、褒めたり、注意も一対一。
3.
失敗は次に生かすことができる。
日本の卓球を、中国に近づけた立役者なんですね(*^^)v