男子ワールドカップ(15日)準決勝14:00〜行われました。
張本智和選手の対戦相手は、中国の馬龍選手です。
張本選手は、8か月間の「技術と気持ちの成長」が伺える戦い振りを観せてくれました。
緩急でボールを、上手く操っている様に思いました。
1ゲーム目…
張本選手は、フォアハンドの打ち合いでも、馬龍選手に打ち勝ったり、バックハンドも相手ラケットを弾いていた。
中盤までは、張本選手がリードしていた。
しかし、後半は、ネットインのアンラッキーやネットインのフリックがあったりし、最後は馬龍選手のフォア側に打ったフォアハンドが、ミスをして7-11で1ゲームを失った。
2ゲーム目〜4ゲーム目は、張本選手が終始、馬龍選手を操りプレーをしている様でした。
馬龍選手のサービスの3球目攻撃を、フォアハンドで決めたり、攻撃をされても力を抜いて取り、バックハンド攻撃に繋げている。
また、馬龍選手が鋭いフォアサイドに突いたコースでも、張本選手は足を動かし、ラケットの角度を出して、素早くフォアサイドに返球していた。
3点、6点、8点と3ゲームを連取して、ゲームカウント3対1とした。
あと1ゲームで、決勝の舞台がみられると思いました……
しかし、卓球帝国・中国の絶対的エースの「馬龍選手」
ワールドカップで2度優勝。
2016年リオ五輪も制し、卓球界の3大タイトルを獲得する等している選手!
一時は、左膝の故障により舞台には立っていませんでしたが、2019のカタールOPに出場し復活の優勝!
万全ではない時でも、相変わらずの強さを見せつけていました。
馬龍選手は、豪快なスイングから繰り出すパワードライブは、世界最速の破壊力があります。
そして、フィジカルも非常に強く、台に近い前陣、台から離れた中・後陣、どこからでも攻めてきます。
バック面に、コントロールの難しい回転力の高い中国製粘着ラバーを貼り、バックドライブの重い球質があります。
徐々に、張本選手のミスを誘ってきていました。
5、6、7ゲームと張本選手は、今まで決まっていたバックハンドミスに、足をばたつかせて悔しがっていました。
しかし、積極的に攻め込んでいかないと、相手の攻撃が待っている。
8点、6点、4点でゲームを落とし、3位決定戦に臨みます。
準決勝 結果…
「張本智和」VS◎「馬龍(MA Long)中国」
(3-4)
7-11
11-3
11-6
11-8
8-11
6-11
4-11