5月の半ば、気温が上がって来ました。
そんな中の卓球やその他のスポーツで、心配になってくるのが熱中症です。
予防ガイドブックとは…
外国ではスポーツ活動における具体的な予防指針が、いくつか発表されているそうです。
我が国では、国の責任団体での指針が示された事は有りませんでした。
日本体育協会で、平成3年に研究が初められました。
そして、ガイドブック初版が発行されのが、平成6年6月10日でした。
平成10年6月25日、平成18年6月30日、平成25年4月16日と改訂されてきました。
教本が届き読んでみると、平成31年4月、6年ぶりに改訂されていました。
改訂のポイント…
①熱中症予防運動指針をよりわかりやすく記載
②最新データに更新
③実践に近い、身近な情報を追加
④身体冷却や暑熱順化について追記
この中で、身体の冷却について効果的な方法が記載されています。
◆冷却方法…
(身体外部冷却)バスタブなどを用いた冷水浴やアイスパック、送風等で皮膚等身体の外部から冷却する。
(身体内部冷却)冷たい飲料などを摂取し身体の内部から冷却する。
※最近は、アイスラリーの摂取が注目です。
氷と飲料水が混合したシャーベット状の飲料物です。
アイスラリーは身体冷却に加え、水分、電解質、糖質も同時に補給できて効果的な方法だという事です。
暑熱下のスポーツ活動では…
身体内部(アイスラリー)と
外部冷却(頸部冷却、クーリングベストの着用、手掌冷却)
これを組み合わせます。
実践的な暑さ対策は、夏季におけるトレーニング効率を向上させる為、熱中症予防や運動能力の向上に繋がります。
◆運動時の水分補給のしかた…
運動中、過度の脱水にならないように発汗に見合った水分を補う必要がある。
飲み過ぎにならない様にも注意をする。
適切な水分の補給量は、体重減少が体重の2%以内におさめる事が目安です。
◎補給する飲料に中身は、0.1~0.2%の食塩と糖質を含んだものが効果的。
余り、糖質濃度が高くなると胃に溜まりやすく好ましくない。
エネルギーの補給を考慮して、4%~8%程度の糖質濃度が良いと言えます。
(食塩相当量が0.1~0.2㌘(100m中)であれば0.1~0.2%の食塩水に相当します)
スポーツ飲料の内容をみて、飲み方を考えてみましょう☆彡