2019世界卓球女子ダブルスは、日本人ペア同士の準決勝になりました。
結果は、伊藤/早田ペアが、48年ぶりの決勝へ進みます。
伊藤美誠18才 /早田ひな18才(WR1)と
橋本帆乃香20才/佐藤瞳21才(WR3)カットマンペアとの対戦です。
カットマンペアでも、ここまで来られたとメダル獲得に涙していました。
佐藤選手は、お手本の様なプレーをするカットマン。
橋本選手は、カットからフォアハンドスマッシュが打てる攻撃カットマン。
そして、ここまで1ゲームしか落としていないという安定感あるカットマンペアです。
練習でも、連続スマッシュを想定しての対策を重ねて来ているという。
伊藤/早田ペアは、ドライブだけでなく、スマッシュがどこで打てるかを見極めなければならない。
結果は…
◎伊藤/早田 VS 橋本/佐藤
(4-2)
11-9
10-12
14-16
11-5
11-5
11-7
第1ゲーム…
サービスは、カットマン橋本選手からで、早田選手のレシーブで始まった。
序盤は、橋本選手のサーブが効いていて、早田選手のミスが目立つ。
6-6に追いついてから、伊藤選手がスマッシュで崩して、早田選手の触るだけのブロックなどコミュニケーションがよくなってきた。
出だしは、レシーブミスやドライブミスでリードを許したが、後半しっかりポイントに繋げた。
(11-9)
第2ゲーム目…
このゲームもカットマンペアが、リードでゲームが進む。
カットマンのカットボールが深く入ってくるので、中々攻撃できない。
伊藤/早田ペアのミスを誘っている。
打てないで入れてくるボールに、橋本選手は3球目バックハンドスマッシュを決める。
佐藤選手は小さく動き、橋本選手は大きく動くという、タイプの違うカットマンの組み合わせは、攻撃が難しい様です。
早田選手も果敢にスマッシュをするが、まだミスが多い様です。
ジュースに追いつくも、伊藤選手のスマッシュミスが2本続き、このゲームはカットマンペアの勝ちでした。
(10-12)
第3ゲーム目…
サーブレシーブで、カットマンペアが先手をとってきている。
カットボールは、深く入ってきているので攻めきれない伊藤ペア。
14-16でデュースを制され、ゲームカウントを1-2とリードされた伊藤ペア。
早田選手は『スマッシュ打っちゃえ』と打ち急ぎがあり、心の余裕がなかったそうです。
伊藤選手も焦った打ちミスがあった。
(14-16)
第4ゲームは…
3ゲーム目迄同じやり方で来ていたが、4ゲーム目で伊藤ペアのピッチが速くなった様だ。
伊藤選手の揺さぶりにも、フォアまで移動して、バックスマッシュを打つなどの早い攻めで対応していたカットマンペア。
伊藤/早田ペア、このゲームは、初めて序盤からリードを奪い、攻めの姿勢がしっかり見えてきた。
早田選手が、足を動かしていこうと伊藤選手に告げた事で、息が合ってきてテンポが上がっていたのだという。
伊藤/早田ペアは、そこから3ゲーム連取し、勝ちきった。
(11-5)
(11-5)
(11-7)
伊藤/早田ペアは、48年ぶりの決勝、52年ぶりの金メダルと、歴史の重みがのしかかる決勝になりました。
決勝の相手は、強豪中国「孫穎莎、王曼昱」ペアです。
孫穎莎選手は、伊藤選手が女子シングルス3回戦で敗れた相手です。
早田選手の力を借りてリベンジの決勝です!!