2019世界卓球選手権大会ブダペスト大会、シングルス3回戦は、中国と当たってしまいました。
50年ぶりの金メダルへの試練の試合は、中国新世代最強の18才、WR29位「孫穎莎選手」です。
伊藤選手にとっても、日本にとっても大きな山場を迎えてしまいました。
第1ゲームは、孫穎莎選手の力強いボールの流れに押し込まれて、6点でゲームを落としました。
第2ゲームは、行きつ戻りつの得点の奪い合い。
伊藤選手は、しっかり着いていったが、9-10でゲームポイントを許してしまった。
3回戦で、中国に当たってしまうというのは、伊藤選手にとって良い山ではなかったと思います。
第3ゲーム…
このゲームまでの、最初のポイントは伊藤選手がとっていた。
伊藤選手は、流したり、コースを変えたり、バックカットをしたり、プッシュをしたりバリエーション豊かに繰り出していた。
サーブも効いている。
しかし、点差は離れず、5-5。
投げ上げたサーブも繰り出したが、得点にならず、リードを許した所で、伊藤選手が「タイムアウト」
孫穎莎選手のサービスを回り込んでカットし、変化を見せたが〜
9-10、持ち上げたバックハンドは、オーバーミスで孫穎莎選手にゲームポイント。
其の侭、撃ち抜かれ3ゲームを連取されてしまいました。
第4ゲーム…
ゲームカウント3対0で、伊藤選手は後がなくなった。
レシーブをバック表でコースを突いたり、強打ではなくミドルを突いたり工夫が見えました。
また、長いサービスを、回り込んでのストレートは、オーバーミスでしたが、思い切りが伺えました。
孫穎莎選手は、ラリー中のエッジボール迄取る、集中力のあるすごいラリーを展開していた。
伊藤選手は、万事休すのマッチポイントから、このゲームを取り返した。
(15-13)
第5ゲーム…
ほんのチョットの回転量や、コースでミスが続き、4ポイントをリードされてしまった。
(0-4)
孫穎莎選手の中国ラバーは、回転量が多く、少しずれてくる。
孫穎莎選手の力強いフォアハンドは、伊藤選手のラケットを弾き、ボールが止められず、思わずラケットを見つめていた。
それでも回り込んで、フォアハンドを打つが孫穎莎選手はこれも返してくる。
バックハンドは、すべてがオーバーミスでわずか2点で、負けてしまいました。
結果、(1-4)
-6.-9.-9.13.-2 でした。
伊藤選手の4回戦進出は出来ませんでした。