スポーツと運動とは異なるのではという記事を目にしました。
スポーツと楽しさの間には「競技力の向上」という大前提があると書かれていました。
運動とはすなわちエクササイズ。
肉体や健康維持を目的に、筋肉を強くしたり、あるいは柔らかくほぐしたり。
大きな範ちゅうで捉えれば、スポーツも運動と同じ様に思えます。
たくさんの中高年がウオーキングしている所を見かけます。
卓球の合間にウオーキングしているので、ここも気になり読み進みました。
ここでは、通常のウオーキングもいい運動ですが、ノルディックウオーキングを勧めていました。
ノルディックウオーキング…
通常のウオーキングとの大きな違いは、両手にストックを持って歩く事。
ストックを持つには2つあるそうです。
①不安定な姿勢を解消する為で、少し足元に不安がある人でも、スムーズな歩きが出来る。
②脳への影響が大きという事です。
人間の手と足では、手の方が脳では多くの細胞を持っていて、普通のウオーキングでは、足が地に着いた、その感覚が脳に伝わるだけ。
ストックを持つと、これが地に着いた瞬間、拳、肘、上腕へと刺激が伝わり、手足双方向から脳を活性化。
ストックを持つか、持たないかで、3~4倍も脳に与える刺激は変わり、中でも認知能力が低下してきた人には、最高な運動と言えるそうです。
最近では、ランニングマシンで鍛える人もいますが、山間や自然を歩いて景色、鳥のさえずり等心が豊かになる運動を勧めていました☆彡
一方、スポーツでは、プレー中で楽しさを感じるわけでなく、楽しい、悔しいと感じるのはプレー後の話です。
相手に勝つ、最高のパホーマンスを演じたり記録向上の目的の為に、プレーヤーは技術や体力を身につける。
そして、終った後に、楽しさ、悔しさを味わう事になります。
様々な思いは、とても良い事ですが、結果だけを目的としない事も大切です。
”スポーツをする”と”楽しむ”の間には、”競技力の向上”という条件があることを忘れない事が大切です。
スポーツには本来の目的である「競争力」が、勝敗や記録へのこだわりに繋がります。
この結果が良ければ、楽しさに繋がります。
その為にプレーヤーは練習を重ね、技術を身に着け、持久力も体力も総括し、全体で力を出す。
そこには、楽しさが入り込む余地はありません。
トッププレーヤーでは…
インタビューで「楽しんできます」と言った声を聴く事がありますが、日本を背負っているプレッシャーで、楽しめる訳はありませんね!
我々が、スポーツで関わり長続きさせるには、怪我や故障に繋がらない様なトレーニングや、練習の質を考えて「ややきつい」所がベストの様です。
そして、スポーツとの合間に、ノルディックウオーキングを楽しんでみては…と思いました。