2018年08月11日のブログ

「セルロイドボール」と「プラスチックボール」の違いを再認識!


「プラスチックボールはどんな特徴があるのでしょうか?」
坂本コーチが、3つのボールで検証しています。

セルロイドからプラスチックになった事で、大きく変わったのは、ボールの飛び方と回転量だといいます。
プラスチックボールは、従来のセルロイドに比べ、ボール自体が弾まず、回転もかかりにくくなっています。
プラスチックは、ボールが弾まないから、セルロイドみたいに飛んでこない。

この弾み方の違いに戸惑う人は多いと思います。
この違いを知らず、無意識に参加した時の試合では、攻撃しようとすればする程、ミスが重み相手の得点になってしまう経験がありました。

坂本コーチの検証動画でも…
「正直、セルロイドとプラスチックの弾み方の違いを目にした時、
素材が変わると、こんなにもバウンドが変わるのか!驚きました!]と話していました。

1「セルロイドボール」
2「少し止まるプラスチック(Nittaku)」
3「バウンドしてから、真っ直ぐ上に上がる、本当に止まるという感覚のプラスチックボール(TSP)」
1、2、3のボールでツッツキサービスからの3球目をドライブで検証…

ボールは止まろうとする性質がある為、ボールを待たずに、しっかりと踏み込んで、自ら捉えに行くイメージで打球する事が重要。
・2のボールは…セルロイドと同じ撃ち方では、ずぅっと空振りしてしまうので、体をもっと少し前に出す方法で打つ。
・3のボールは…打とうとした時に若干、台にラケットをぶつけそうになったそうです。

一番止まるプラスチックでは、明らかに違いますので、自分からしっかりとボールを掴みに行く、しっかり踏み込んで打っていくイメージ。
※待ち過ぎると、どうしてもバウンドして来ない為、打てずに終わってしまいます。
打とうとして打てず、ツッツキになってしまう事が、多くの選手に観られます。

多くあるケーでは、結局 レシーブは打てず、ツッツキをして自分が責められるなぁと思った所を、逆にチャンスボールとなり、レシーバーの攻撃チャンスになってしまいます。
セルロイドとプラスチックの大きな違いというのは、やはり止まる。
そして一番止まるプラスチックとセルロイドでは、大きな飛び方の差がありますので同じイメージで待っていてはいけないそうです。


「ドライブのまとめ」…
ツッツキをドライブする場合、ボールは止まろうとする性質がある為、ボールを待たずに、しっかりと踏み込んで「※自ら捉えに行く」イメージで打球することが重要!!!


■プラスチックの打ち方(フォーム)はどうするのか?…
プラスチックの打ち方を大きく変える必要はありません。

しかし、ボールの弾み方がセルロイドとは全く違うので、「力加減や回転量」「打球点」「立ち位置」等、変える必要があります。
セルロイドの時と同じ様に、「ボールが飛んでくるのを待っている」と、空振りしやすくなるという。
対処するには、「一歩前で打つ」「打球点を早くする」等、「飛んで来ない事を前提とした打ち方」に微調整する必要があります。
また、プラスチックは、回転が掛かりにくいので、今まで以上に回転を多く掛ける事を意識することも大切です。

■「使う道具を変えればいいのではないでしょうか?
力加減や回転量の問題なら「道具を変えれば何とかなる」と考えている人は多いと坂本コーチは言います。
私も、表や戦型をいろいろいじって来ました。・ω・

ですが、ラケットやラバーを変えた所で、これまでのセルロイドと同じプレーは出来ないといいます。
なぜなら、プラスチックボールの為の道具が、新しく開発された訳ではないからで、今の時点では、使っている道具は、みんな同じです。
飛んで来ないボールに対応する為の、立ち位置などは、道具でカバー出来るものではありません。


■プラボールに対応する「一番の近道」は…
道具に頼らず、自分の技術を磨く事だと坂本コーチ。
試合に勝つには、プラボールの特性を正しく知る事。

・力加減のコントロール
・回転量の調整
・打球点
・立ち位置

「ボールに合わせた打ち方を練習する」以外に方法はありません!!

■プラスチックの重要な技術…
プラスチックは従来のセルロイドとは、ボールの弾み方が 全く違うので、試合に勝つ為の戦術は、これまでとは大きく変わってきます。

:ストップ…
台の中で止める技術で、セルロイドの場合は「2〜3バウンド」、プラスチックボールでは「4〜5バウンド」する様になります。

セルロイドの時は、ボールが走ってしまうので、ストップがきれいに止まったと思っても、フリック攻撃をされていました。
つまり、3球目に台上で強いボールを打たれる事が多かったのです。

しかし、プラスチックに変わった事で、ストップ技術が効いて、ものすごく台の中で止まり、相手は台から遠くなるので、フリック攻撃が難しくなりました。
つまり、ストップの使い方一つで、相手のフリック攻撃をただ入れるだけの「チャンスボール」に変える事もできる。

私達一般プレーヤーは、これらトッププレーヤーのプラスチックボールへの対応を参考に、自分なりの特性を活かし、プラスチックボールに合わせた戦術を考えたり、ストップ技術の練習など、現代のボールに合わせた卓球を、探していきたいと思います☆彡
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