2018年02月06日のブログ

皆さんのフリーハンドは卓球に参加していますか?


右利き選手、右を使うなら、あえて左に注目と教本に書かれていました。
教室の生徒さんのプレーに共通して言えるのは、利き手反対の手を技術習得のポイントと考える人は少ないのではないかと思われます。
ボールがネットを越えて、入れたいコースに入ったかが心配でボールの行方を追っているが、反対の手がどうなっているか考える人は少ないかな…

卓球を始め、野球、バトミントン、ゴルフ等聞き手が強くモノを言う競技では、其の部分の強化に目を奪われがちです。
どんなスポーツでも、逆側の”忘れサイド”こそ精進のポイントがあるといいます。

卓球でも、右利きなら右手、やはり主になる方に注目しますし、私も逆サイドのことなどそれ程気にしていなかったと思います。
初級選手達の聞き手の反対の手は、だらんと下げている、伸ばした手がラケットを振る度背中方面に開いてしまっている、胸の所に力が入ったまま折りたたんでいる、ラケットの振り終わりに利き手を真ん中で掴んでいる等など、沢山癖のようになっています。

利き手のラケットを、振り切るにも逆サイドの活用で球速がUPすることは間違いありません。

野球の例えでは…
投球動作で目標に対して右手を後方に引き(テイクバック)、左手は前方に伸ばします。
この動作で上体の体軸回りの慣性モーメントを大きくして、回転しにくくします。
これで、肩の部分が腰よりも回転が遅れネジレ差が大きくなります。
これにより、体幹部分の筋肉が伸ばされ、ねじり戻す際の力よりもより大きくなる。
その状態から今度は左手を折りたたんで体に近づけ慣性モーメントを小さくし、回転のスピードを上げ、球速のUPを図るそうです。



卓球でのフリーハンドの役割は、利き手のサブ的な動作でですが、バランスを保つこと、遠心力を強めること、スピードを速めることです。
フリーハンドの使い方は、スマッシュやドライブのような、威力のあるボールを打つ時と、ブロックや軽打の時とでは異なります。

・フォアのドライブならば、腰の回転の起点となる様に、フリーハンドを使います。
・前陣でのフォアの強打でも、打つ瞬間 フリーハンドを、利き腕の脇の下辺りにもっていき、左右の腕が体の前で交差する様にすれば安定します。
・ 軽打の場合は、角度を90度くらいして、力を入れずにお腹の前に置いておく感じでインパクトし、肩の回転で自然に動く程度です。(リズムをとる為に動かすくらい)


スマッシュやドライブの時には、勢いを持って肩を回転させる為に、フリーハンドも後ろに引きますが、肘から手迄は前になければ次の戻りボールに対応できません。

ラケットで打つ方の動きだけを重視してしまいがちですが、連続ラリーに備える為にフリーハンドの引きすぎにも注意したいですネ!!
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