『Q』
昔はペンホルダーのカット主戦型の選手を、お見かけした事があったのですが〜
最近は数少ない存在になってしまったのと、この戦い方がいたワケはどうして何でしょうか?
『A』
現代卓球では、「カット主戦型」と言うのは「シェークハンド」というイメージが定着しています。
が〜、昔の日本では、ペンホルダーが主流だったので、カットも交えたペンホルダーのカット主戦型も多く存在していました。
ペンホルダー式カット主戦型の戦い方を目にしました。
戦い方は…守備に専念するのではなく、カットで相手を揺さぶりながら、機会を見て反撃に転じるという選手が多かったようです。
このプレースタイルで世界的に活躍したのは、1952年に日本初の世界チャンピョンになったのは佐藤博治選手です。
また、1959年世界卓球ドルトムント大会男子団体優勝メンバーの成田静司選手などがいました。
この成田選手が昭和32年度、33年度の全日本卓球選手権、男子シングルスで連覇したのを最後に、トップ選手からペンホルダー式カット主戦型は見られなくなったそうです。
翌年の昭和34年度に渋谷吾郎選手がシェークハンドカット主戦型で初めて全日本卓球選手権大会を制し、次第にカット主戦型はシェークハンドという流れになりました。
最近では、シェークハンド選手の割合が多くなり、ペンホルダー自体の選手数が減ってきています。
ましてや、ペンホルダー式カットマンは皆無と言えるでしょう。
中国の中国式ペンホルダーが世界のトップを獲ったりしている影響でしょうか…
私の周りでは、日本のペンホルダー式を裏面にラバーを貼って、両面でプレーする選手が多くなってきているような気がします
そして、お一人だけ…年配女性選手で、ペンカットを頑張ってやり続けている選手も現存しています。
そして、シェークハンドカットマンも、守備だけに専念している選手より、守備力に加えて、攻撃力を備えている選手が多く見かけます。
卓球は、日々進化しているスポーツですネ!!
現代卓球にアンテナをはって置いて行かれないよう頑張りましょう☆彡