日本の頂点に立っていて、リオオリンピック代表の「水谷隼選手」は
インタビューでも卓球読本でもサービスが全てと言い切っている。
…ではどんなサービスを磨いているのか、覗いてみました。
チキータ全盛の現代卓球に適応するために、
サービスの組み立て方中心を横回転系から『縦回転系』に変えたという「水谷選手」
その成果は…27年度全日本選手権大会男子シングルスで圧勝した。
縦回転系サービスは、下回転の量に変化をつけるシンプルなサービスです。
サービスがワンバウンドで台から出てしまうと、相手に主導権を握られ安くなる。
縦回転系サービスは、短くコントロールすることが大切です。
緊張する試合ではサービスを正確に出す事が難しいですね!
ここで水谷選手からのアドバイス…
・練習通りにサービスが出せるように。
・同じ高さに同じリズムでトスを上げ、同じタイミングで打つ。
・練習では、試合で出せるよう集中力を高めてサービス練習に取り組む。
縦回転系サービスの組み立て方のポイント!!
組み立ての割合の基本は…
ナックル性7割、下回転2割、伸びるナックル性1割
・ナックル性サービス…手首を使わずにスイングし、
ボールの正面より下方を軽く弾く様に打つ。
・下回転サービス…ラケットを小さく鋭く動かして、ボールの下方を強く擦るように打つ。
・伸びるナックル性サービス…トスを高めに上げ、打球面を少し立てて、
ラケットを動かさずにボールの正面より少し下に
ラケットを当てるイメージで打つこと。
3つの縦回転系サービスの中心に成るのは、ナックル性(無回転)サービスです。
この中心のサービスを生かすために、下回転、伸びるナックルを上手く組み立てに使います。
対戦相手や試合の状況でのサービス、
一概に言えないが、水谷選手の組み立ての一例として…
まず試合の序盤に下回転サービスを出して、ナックルサービスへの布石とする。
そうしてナックルサービスを中心に試合を進め、終盤で相手がナックル性サービスに、
なれた頃に、伸びるナックル性サービスを使います。
サービスが全てという、水谷選手の強さの秘密が分かりました。
リオオリンピックの観戦では、こんな戦術に注目してみましょう!!
そして、私達の練習でも、練習通りのサービスが出せるよう、
いつでも 集中力を持って取り組みたいと思います☆彡