マレーシア世界大会はトーナメント戦が始まりました〜
昨日の涙を拭って、気合を入れ直した対戦相手国は、ドイツとの再戦でした。
今までの世界卓球でも、2日連続で同じチームと戦うのは珍しい、そして勝ち上がると又、北朝鮮と当たるかも知れないトーナメント戦のオーダーになったのは、Bグループが強いグループだったと解説者は語る。
”昨日の負けは今日の勝ち”
”昨日の涙は今日の笑顔に変わった”と笑顔のインタビューでした。
福原選手は…二人が頑張って回してくれて、3対0で勝つんだと強い気持ちで試合ができました。
本当に嬉しいしすっきりしている! 自信を持って準決勝を頑張りたい!!
石川選手は…「巻き込みサーブを使うんだ」と監督に言われ、徹底して使いました。
小さな卓球で大きな勝利を掴んで、キャプテンにバトンを渡すんだ〜と相手選手には攻めの姿勢を貫きました。
伊藤選手は…1番重要な第一試合に起用されたら…
嬉しい!!どうしようと不安になるより昨日のリベンジをしたかった。
どんな場面でも頭が真っ白になったことは無い!!
昨日と同じ選手だったが、いちからと思って試合をしました。
では3選手の試合を振り返ってみましょう…
■第一試合 伊藤美誠選手 VS ウインター選手
昨日の日本とは違い、7-0まで相手ウインター選手には点を取らせない出だしの戦い方で、あっさりと3点に抑え第一ゲーム勝利。
第二ゲームも序盤から3-0とリード。
このゲームの勝ちあがりも、隙なく相手に打たせない、打たれても得意のブロックでボールを返し、フォアに揺さぶりウインター選手の足を止めさせている。
「伊藤選手は、打つ寸前まで相手が見れるので、相手の隙を突くコースに、持っていける」と解説者は話していました。
第三ゲームは5-4でウインター選手の「タイムアウト」コール。
タイムアウト明けからの1本は、レシーブを払ったり攻撃に転じ、ウインター選手は無理を強いられる展開になった。
しかし、ウインター選手の4連続ポイントから、のってきてこのゲームはドイツが制した。
第四ゲームはゲームカウント2対1から始まったが、15才の頭脳派選手はウインター選手のミスを誘い出して戦い、ジュースからの1本目は「逆チキータ」で、最後はフォアスマッシュで2本を制し勝ちました。
■第ニ試合 石川佳純選手 VS ソルヤ選手
「進化するエース、団体戦の役割は、一戦一戦全力で戦う事」と昨日2-3で、負けているソルヤ選手戦に再度挑みました。
15歳選手から渡されたバトンをどう戦うのか注目しました。・ω・
昨日は勝ちたい気持ちが強すぎて負けた。
昨日の同じ選手戦とは思えない全く違う試合でした。
コースはバック、バックに偏らず、フォアとバックを上手に攻め、巻き込みサービス、ストップと先に攻めて、相手ソルヤ選手を、精神的に揺さぶりリードを重ねました。
11-7、11-9、9-11、11-7のゲームカウント3対1でリベンジ成功です\(^o^)/
■第三試合 福原愛選手 VS シルバーアイゼン選手
福原選手は、昨日(チームは…)勝って泣いた場所に再び戦いに来ました。
ドイツは日本のオーダーを予測して、あえてシルバーアイゼン選手を、3番手に持ってきました。
団体戦はオーダーから試合が始まっています。(._.)
福原選手はフォアのカウンターも、気持ち良く決まり、フォア前に出したサービスでもポイントを上げていた。
一方、シルバーアイゼン選手はエースソルヤ選手が負けたのを観て、歯を噛み締めながら試合に入った。
第1ゲーム11-6、第二ゲームは、相手に打たしてフォアで待ってドライブスマッシュ、と11-5で勝った。
第3ゲームのドイツリード4-9からは、バック、バック戦になりはじめ、フォア(裏ラバー)での攻撃が、少なくなってきて6点で落としました。
ゲームカウント2対1で第四ゲームに入った。
ゲームを制した時は、短いサーブから、自分から先に攻めて、ここからラリーに入る展開。
福原選手のレシーブが長くなって、昨日の負けた戦いになっている。(._.)
5-5からサーブは効いているので、レシーブは短くしたいと思って戦っている。
緩急のブロックポイント、強くフリックレシーブで、9-8の1本リードした大事な場面で、日本は「タイムアウト」。
タイムアウト明け、サーブ短くミドルへ、3球目バックスマッシュで10-8マッチポイントを取り、最後は執念のフォアハンドスマッシュで涙の勝利でした。
「3月3日のひな祭り」も忘れて、この先の金メダルに向け、戦いに挑む日本のエースは3人になって、笑顔で会場を後にしました。
この世界卓球は、3位決定戦が無いため、日本女子はこの段階で、2大会連続でメダル獲得に成りました〜☆彡