以前、私は卓球大会で、試合が始まって、又は、始まる寸前に、色々と気になって、1ゲーム目の1本から、すぐに集中が出来なかったりした事を思い出します。
1月の全日本卓球選手権、女子シングルス決勝の場面で感じたことがありました。
それは、石川佳純選手と平野美宇選手との決勝でおきました。
「平野美宇選手」が観客席のカメラフラッシュが氣になると、数回審判への申し出がありました。
確かに、フラッシュの光は選手にとって、集中力を削ぐものでした。
この為、会場では数度のアナウンスをしましたが、カメラで撮っていた方も、ご自分のものと認識が出来ず、試合進行の妨げになるので、ここからはカメラ撮リは中止とされました。
結果としては、平野美宇選手の試合序盤ゲームは不調でしたが、その後のゲームでは、段々 調子が上がって来ましたが、時 既に遅し…
石川佳純選手を追い詰め始めましたが、優勝を逃してしまいました。
フラッシュの光が平野選手の集中力に影響を及ぼしてしまったと思われました。
試合が終わって、石川選手へのインタビューに答えていました。
「どんな事があっても動じないで集中して、決勝に向かう」です。
メンタル面も技術面に加えて上回っていた。
双方とも同条件での試合であるし、石川選手の年齢と世界の経験等で、メンタル面も平野選手より上回っていたんだと感じました。
では、どうしたら〜と、思っていた時に卓球レポートを読んでいたら、やはりと思えるページに出遭いました。
「心を鍛えて勝つ」という記事です。
対戦相手のしぐさや言葉や周りが気に成って、冷静にプレーする事が出来ないという問に対して…
*1つの事に集中するためには、情報を選択することが重要と書かれています。
これは、相手選手の一つ一つのしぐさに反応するのではなく、自分がどの様なプレーで試合展開したいのかを常に考え、意識するようにすると良いという事でした。
そして、自分の気持がゲームだけに向けられるのではなく「相手選手のしぐさ」「言動」や「周りの環境」に向けられている時点で、既に相手選手との勝負に敗れているという。
つまり、試合とその他、2つの事を同時に行っている事になるんですね(^.^)
ここで問題なのは、相手選手のしぐさや言葉、環境に、気持ちが引きずられてしまったら、どちらも上手くいかず焦る気持ちが膨らんでしまいます。
他の余分な情報を脳に伝えられると、脳の中枢機能の情報処理能力が妨害されて、判断が遅れてしまいます。
一つの事に集中する為には、脳に入って来る情報を、きちんとプレーだけ選ぶ事が必要だという。
*コンディション作りを習慣化する。
試合での行動では、日頃の練習時の取り組みが表れるという。
どんな対戦相手であっても、自分が満足できるプレーの為の「心・技・体」のバランスを意識して、練習前のウオーミングアップをする。
・試合で勝つために必要な練習。
・試合で使えるプレーの正確さを高める。
・試合のゲーム展開で攻めるかを、はっきり意識して練習に臨む。
・試合で戦術組み立てが出来る様、戦術面を意識して練習に取り組む。
・試合時の緊張感を再現しながら練習に臨む。
・失敗を恐れない、思い切りの良いプレーを心掛ける。
・スムーズな動きを引き出す為に、身体の動きを確認しつつ「ウオーミングアップ」をする。
・関節の可動範囲を広げる様にしっかりストレッチをする。
「反応行動」を肯定してしまっている自分がいます〜〜(^.^)
一番大事なのは、この状況にならない為に意識をしっかりゲームに向ける習慣をつける事が、一番良い「対処行動」なのです。
(「気になる」「イライラする」「癇に障る」等‥)
ここで話題のルーティン…
日頃の練習での取り組み方、自分のルーティンを守って、試合で何があっても動揺しない「メンタル」を鍛えましょう☆彡