12/18〜20に「2016年選手権大会 クアランプール大会」の男子日本代表選考会が行われました。
会場は「福島県ユラックス熱海」に於いて、たった1枚の切符を勝ち取る為、頑張っていました。
「松平健太(JTB)」VS「大島祐哉(早稲田大学)」・「岸川聖也(ファースト)」VS「上田仁(協和発酵キリン)」の4選手のLIVUが配信されていました。
「岸川聖也選手(ファースト)」が決勝に駒を進めています。
「松平健太選手(JTB)」VS「大島祐哉選手(早稲田大学)」……
大島祐哉選手は今年、最も成長している選手と言われています。
世界ランクも24位で、これから対戦する松平選手の世界ランクを抜いています。
21歳以下では世界3位と好調。
10時から始まって1ゲーム目は松平選手が勝って、1対0で2ゲーム目は始まりました。
大島選手はフォアミスのない動きで、9−5でリードし4点差と広げている。
しかし、松平選手のしゃがみ込みサービスから、2点差と詰めてきて、長いフォアラリーも徐々に、前に詰め寄ってきて、大島選手のフォアを封じ込めてミスを誘い、9−9の同点に追いついた。
成長した大島選手は、松平選手のしゃがみ込みサービスにも、ストップで処理して3球目をさせず、最後は松平選手が、サーブミスで11−9となり、1対1で3ゲームを迎えた。
3ゲーム目の序盤は、大島選手のサービスからの連続攻撃を、松平選手はソフトに止めて大島選手のミスを誘っている。
松平選手のサービスが効いてきて、ストップミスを誘ったりするうちに、ミスの少なかった大島選手のフォアにもほころびが目立つ。
ここで大島選手は、バックハンドに切替えるも、松平選手のバックハンドは、大島選手より上回っている様に見えました。
松平選手のマッチポイントは、大島選手のサービスミスで2対1になり、4ゲーム目を迎えた。
4ゲーム目…
解説者の話では、過去二人の戦いは、あまり多くない対戦相手だという事でした。
この4ゲーム目は1ゲーム目の様に、大島選手がストップラリーで得点、フォアラリーで松平選手のコース変更にもついていき、フォアクロスのカウンターでもポイントを取っていた。
そして、松平選手の得意のバンクハンドラリーも大島選手が返し、11−9で2対2にして、第5ゲームへと進めた。
5ゲーム目……
序盤、松平選手が気合を入れ直し、5連続ポイントリードで始まった。
その後のバックハンドも鋭く、大島選手のラケットを弾き飛ばしていく。
そして、松平選手のしゃがみ込みサービスでも、大島選手がゆっくりボールを置きに行くと、松平選手の渾身のスマッシュが炸裂した。
9−4 松平選手のしゃがみ込みサービスが効いている。
10−5 松平選手のしゃがみ込みロングへサービスには、大島選手もバックハンドでストレートへコースを変えて得点を詰めた。
10−8、10−9とジリジリ大島選手が迫る。
最後は、大島選手のサービスに、台上で思い切った払いを決め、松平選手は11−9とし、3対2で第6ゲームへ
6ゲーム目……
このゲームも5ゲーム同様、松平選手のリードから始まって、大島選手に焦りのようなものを感じ、タイムアウトを取った(1−4)。
タイムアウト明けも松平選手のバックハンドが決まっていく。
2−8でエッジボールのツキもあり、2−9。
2−10であと1本でマッチを迎える余裕で、フォアクロスにきたボールに、バックで返球したがアウトになり、結果4点迄許して、11−4で松平選手が決勝へと進みました。
松平選手の決勝相手は、隣で少し前に、決勝進出を決めた「岸川聖也選手」で、世界を知っている同士の対戦になりました。