『Q』
試合前はラケットを主審に提示をしますが、相手選手に対しては、要求がない場合は見せなくてもいいのでしょうか?
『A』
試合開始時は、主審と相手競技者に試合で使用するラケットを提示し、調べさせなくてはなりません。
相手選手にラケット提示を求められた場合、見せたくないと相手選手に調べさせないのは、ルール違反になります。
※大きな大会では公認の審判員が審判法に従い、ラケットを調べ、相互選手にラケット交換させ、調べさせます。
私のローカル大会での経験で、ラケット提示を求めた時にも、手から離さず柄を持ったまま裏表チラチラと見せて隠してしまう選手もいました(^_^;)
勿論、大切なラケットですから、提示されたラケットを調べる時には、ラバー部分を押したり、擦ったりはしてはいけないと思います。
ラバー部分には触れず、丁重に扱うことは大切なことと思います。
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『Q』
試合中に選手が競技領域内でラケットを交換して良いのは、どの様な時でしょうか?
『A』
競技者は、基本ルールとして1マッチ(1試合)を通してラケットを交換することは出来ません。
ただし、ラケットが破損した場合は、交換することができます。
この場合は、競技領域内に自分で持ち込んであった別のラケット(スペアラケット)、又は競技領域内で手渡されたラケットと交換しなければなりません。
※競技領域内とは…
JTTA主催(または主管)の競技領域は7m×14m(高さ5m)以上と決められています。
JTTA主催以外の大会では6m×12m以上あれば認められます。
※卓球競技の審判法より
11.6 競技領域からの離脱
11.6.1 審判長の許可がある場合を除いて、競技者は通常、試合を通して競技領域内またはその近くに留まっていなければならない。
ゲーム間の休憩時間及びタイムアウト中は、主審の監視下で、競技領域3m以内に留まなければならない。
つまり、一般の試合のようにスポーツバックを観客席やロッカーに置いて、その場所に迄行って、スペアーラケットとの交換は審判法上できないということになります。
※破損などでラケットを取り替える場合には、その度毎に相手競技者及び主審に、新しく使用するラケットを示し、調べさせなければならない。