2015年07月15日のブログ

「天気痛」って知っていましたか?


私も、古傷が痛んだり、頭が痛かったり〜この天気痛かな?
初めて聞いた病名に目が止まりました。
皆さんはご存知でしたか?

愛知県にある日本でただひとつの専門外来に、台風、梅雨などで今、受診者急増だというニュースでした。
ある患者さんは毎月3時間もの時間を掛けて外来に訪れているそうです。
この患者さんは気圧が下がる2日前ぐらいから調子が悪く気分が悪くなるという…
腰が痛かったり首にも違和感や痛みがあり、起き上がれなかったり、原因が理解らず、傍から見ると怠けている様にすら見えるし、働けといないと訴えていました。

人により症状は様々…
天気痛に苦しんでいる人は全国で約600万人〜700万人(慢性痛を抱える4人に1人)
男性より女性のほうが多い(自律神経の乱れは女性のほうが多いから)
天気痛の起こりやすい季節・天候は1年を通してあり、春先 梅雨 夏 夕立 秋 台風などです。(気圧がかわりやすい時期)

天気痛の発症は…耳の内需にあるリンパ液が気圧センサー細胞で、気圧の変化を感知し脳に信号を送るので、低気圧に成るとセンサーが反応します。
するとリンパ液に波が起き身体を動かしたかの様な間違った情報が、脳に送られてしまうのです。
それは脳にとって大きなストレスにつながり、全身に張り巡らされている交感神経を刺激し、治ったはずの古傷が痛み出したり持病が悪化してしまうというのです。

しかし、天気痛を抑える薬がありました。
私達の身近にある、車酔いの酔い止め薬が効果をもたらすそうです。
それは、乗り物酔いのメカニズムとよく似ているからという。
もう一つは、人工的に高気圧状態を作り出す「微高気圧カプセル」に30分間入るだけで、2〜3日間の痛みの緩和が期待できるそうです。
私もこのカプセルには入って筋肉痛緩和に役立てたこともありますヨ〜

天気痛という言葉は初めて知りましたが、”アレッテ コレダッタンダ〜”と思ってもいいのでしょうネ^_^;
天気痛の症状例は…頭痛、首の痛み、古傷の腫れ、歯痛、認知症の症状の悪化‥

完治は難しく、対処法は「酔い止め薬」「微高気圧カプセル」ですが、上手く付き合う為には痛み日記をつけて、痛くなる前に薬を飲む事だそうです。
痛み日記は天気とともに自分の痛みの度合いを記し、自分自身の傾向を知る事が大切の様です。

天気予報ともに、天気痛情報も花粉情報のようにテレビ放映される日が来るといいですね(^_-)-☆
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