2014年11月15日のブログ

卓球試合中、負傷をしたら〜


皆さんは卓球の試合中、負傷した経験はありますか?
卓球だけではありません、11月のフィギュアスケート中国大会で世界チャンピョンの羽生結弦選手が大変な負傷をしてしまいました。
羽生結弦選手は手当を施して、最後まで滑り切りました。
これには世界中から賛否両論が巻き起こりました。

私もずっと昔ですが一度だけ、流血のなか試合をした経験を思い出しました。
相手は男子組、私達は女子組のダブルス戦でした。
相手男子選手がフォア前のサイドを切った所に、レシーブをしてきて、私が台から下方向に落ちたボールを、ドライブで持ち上げようとした場面でした。

この大会の卓球台が新品で四つ角に金具の補強がしてありました。
私の右手ラケットの上から肘にかけて、鋭利な金具に触れて切れてしまい、血が噴き出してきました。
相手男子選手達とペアに、申し訳ないとお詫びしてからバックにあったバンドエイドを急いで貼り、試合再開をしました。
キズの長さが長く、一枚のバンドエイドでは足りず、試合中血を拭いながら戦いました。
勿論、集中できず敗戦です。

審判の資格を取得してから知ったのですが、卓球競技の審判法にこの処理が書かれていました。
このルールを知っていたならば、堂々とキズの処置をして卓球競技に集中出来たのではないでしょうか(^_^;)
自分には起こりえないと思うかもしれませんが〜広い世界では色々な経験のもとにルールは制定されているのですね。

では 「11.5 負傷」(卓球競技審判法/審判員の手引きより)をご紹介します。

11.5.1・競技中の負傷で競技を続けられなくなった場合……主審は直ちに審判長に報告しなければならない。
   ・短時間で再開できる場合 ……主審は競技者の手当、休憩での回復に緊急中断を認める。

11.5.2・競技開始時点で既に存在していた病気や障害の場合……競技休止は許可されない。
   ・競技続行に起因する疲労による場合………………………競技休止は許可されない。
   ・中断が認められた場合………………10分を超えない範囲のできる限り短い時間とする。
   ・出血(競技領域内)した場合……………全ての血液が拭き取られるまで競技を再開してなならない。

11.5.3・1度負傷の回復の為「休止」与えられた競技者は同じ試合中、更に休止時間を与えられることはない。
   ※(例外)競技中断が短時間で、再度中断が相手競技者の不利にならず、10分を超えない時は、短い休憩が与えられる。


いつ自分や相手選手に振りかかるかも知れません!
頭の隅にでもこんな卓球競技ルールもあるんだと、覚えておくと良いですね(^^ゞ
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