卓球競技の中で最も違反無くやる技術の中で、難しいのはサービスだと思います。
それは、相手選手の影響を受けず攻撃できるのが第1球目のサービス。
世界選手権を見ても一般の試合を見ても、ルール通りサービスをしている選手ばかりではありません。
「サービス」についてもボールの乗せ方、投げ方、打ち方が審判法に定められているのでご紹介します。
卓球競技の審判法/審判員の手引きより~
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8.2 フリーハンド(ボールを乗せる手の事)
8.2.1 手のひらを開く(サーバーのフリーハンド)に関する規定の意図は…
・いかなる場合にもボールを握らない為
・ボールを投げる時にスピンをかける事ができないようにする為
※審判員はフリーハンドの曲がりの程度を細かく厳密にせず、手のひらで静止していることを自ら確認する程度で良い。
8.2.2 ボールがフリーハンドに置かれている間はボールを台よりも高い位置に静止するように定められている。
※これはボールが手のひらの上で自由に転がる状態にある事がハッキリ確認できるためです。
:フリーハンドがボールを投げる時に静止していて、その後、台より下に振り下ろし、
更にフリーハンドを連続的に動かしながら、ボールを投げるようなサービスについては…
フリーハンドが再び台の高さより上で、一旦静止しない限りそのサービスは「フォールト」となる。
8.2.3 ボールについてはサービスの開始時から、上方に投げ上げられてから打球瞬間まで、台よりも高くエンドラインより後方になければならない。
:ボール自体がエンドラインの後方ならば、
腕やフリーハンドの一部が台の上にあってもルール違反ではない。
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8.3 ボールの投げ上げ方
8.3.1 サーバーは、ボールを上方に”ほぼ垂直”に手から離れて16cm以上上昇しなければならない。
※16cmのルールの定められた意図は…以下①~④を審判員が確認できる高さなんです。
①垂直から数度の角度内で投げ上げられること。
②ボールが真っ直ぐ上に投げ上げられること。
③横向きや斜めに投げられていないこと。
④ネットに近い高さが適当な比較基準になっている。
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8.4 ボールの打ち方
8.4.1 投げ上げられたボールが、軌道の頂点に達し、落下に入るまでは打ってはならない。
ラケットとの接点の瞬間に、ボールは台の高さより上で、エンドラインの後方になければならない。
このサービスについては、自分で練習していても細かい部分について、ルールより外れて練習を一生懸命している人を多く見かけます。
私もボールは30cm以上上がっていたのですが、上げる際 膝の屈伸を使っていた為「8.2.2の規定」の台より下に数センチ手が下がってしまい、全国大会の第1球目のサービスで注意を受け、バックサービス、フォアサービスとも、苦労していつも通りの試合ができなかった経験をしています。
以後は、ビデオカメラで確認したり、山口コーチに見てもらったり、サービスにはいまだ苦労して新サービス獲得に取り組んでいます。