最近、涼しくなりました、季節はすっかり秋の気配…
秋といえば、家の周りの草花の様子が違ってきました。
土手にはススキも元気に穂を風になびかせていいます彡
ススキといえば〜秋の七草が浮かびますネ!
元々の「七草」は秋の七草を指し、小正月1月15日のものは「七種」と書くそうです。
この七種も「ななくさ」と読み、一般には7日正月のものを七草と書くなど、現在では元々の意味がわからなくなり、風習だけが形式として残ったものです。
1月7日の『七草粥(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ)』が食べられるようになったと考えられます。
「春の七草」は「七草がゆ」にして食べるなど、”食”を楽しむものですが、春の七種と違い、秋の七草に直接何かをする行事は特にありません…
秋も食べようとしていませんでしたか(;´∀`)
秋の野の花が咲き乱れる野原を「花野」といい、花野を散策して短歌や俳句を詠むことが古来より行われていました。
秋の七草はそれを摘んだり食べたりするものではなく”観賞”する為のものです!
所で皆さんは”秋の七草”言えますか?
「ハギ」「ススキ」「キキョウ」「ナデシコ」「オミナエシ」「フジバカマ」「クズ」の7種です。
「秋の七草」は、
山上憶良が万葉集の歌で選定し、今に至っているそうです。
万葉集 山上憶良(やまのうえのおくら)
「秋の野に 咲きたる花を、指折り(およびをり)かき数ふれば、七種(ななくさ)の花
萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」
涼しくなった野原をゆっくり歩いて、秋の草花を鑑賞しては如何ですか(*^^*)