男子ダブルス「水谷、岸川組」VS「江宏傑、黄聖盛組」決勝戦
男子ダブルスは第一ゲームから接戦だったが、8-10から逆転で13-11で取りました。
第二ゲームも接戦で、体格の大きい台湾相手に日本ペアが上手さを見せて最後は水谷選手が決めて優勝しました。
そしてこれが2009年ジャパン・オープン以来2度目の優勝となりました。
男子シングルス決勝は「水谷隼選手」VS「于子洋選手」
中国の若手「于子洋選手」はwr180で16歳で、ノーシートから決勝まで駆け上がってきた選手です。
オリンピックの後、低迷期があった水谷選手だが、完全復活で日本のエースに返り咲いた。
試合は1対1の5−7の所で、プレー中のボールがネットに触れ、台に触れずオーバーミスになった。
テレビ映像でスローで何度か写していて、ハッキリオーバーミスが見て取れた。
水谷選手が講義をしたが、主審の判断はオーバーミスではなくエッジボールで相手のポイントとなった。
この後この判定を引きずる様な形となり、最後は于選手に打ち込まれ11-8で落とした。
次のゲームを取り返したが、若い勢いのある中国の干選手に4-2で負け、準優勝になってしまいました。
水谷選手もこの判定以後、戦い方も覚えていなかったとインタビューに答えていました。
私の審判経験でも判定が大変難しく、大変責任あることなんだと改めて感じました。
逆に選手経験でも判定ミスを引きずって負けた経験も沢山有ります。
他のボール競技でも映像を取り入れた判定に切り替えている競技も増えてきていますが、残念ながら卓球競技では主審、副審の判断で行われていますから、この事も含めて精神的な部分のコントロールも必要な難しく奥深い競技なんだと改めて感じられました。