JA全農世界卓球東京、卓球ニッポン女子は43年ぶりの栄光を掛けて「宿敵の中国戦」です。
石川佳純選手、平野早矢香選手を中心に「福原選手」の分迄チーム一丸となり、決勝まで勝ち上がって来て、最後の中国の壁に挑みました。
石垣選手は大変よい戦いで2番手選手にプレッシャーは十分与えられました。
石川選手は中国に対してどれだけ自分の力が出せるか、楽しみに戦いました。
平野選手は日本の勢いを変える為のポジションで、勝利を追い求める手をゆるめませんでした。
日本の力を全部出しきり、中国には負けましたが、プレッシャーを与え本気で戦わせることが出来たと思います。
オーダーは…
日本は1番「石垣優香」 2番「石川佳純」 3番「平野早矢香」 4番「石川佳純」 5番「石垣優香」
中国は1番「丁寧」 2番「李暁霞」 3番「劉詩ブン」 4番「丁寧」 5番「李暁霞」
第1試合目…「石垣選手」 VS 「丁寧選手世界ランク2位」
丁寧選手は左シェークでカットマンは少し苦手としているそうですが、粘り強く何本でも返してくる選手です。
1ゲーム目は11−5で敗れたが、角度あるドライブを取りきれなかった石垣選手もゲーム中盤には攻撃もみせた。
2ゲーム目にはスーパーミラクルショットでエッジボールで決め、会場を湧かせた。
相手のエースボールにしっかりカットができているので十分プレッシャーを与えていた。
後半には丁寧選手にしゃがみ込みサービスで糸口を見出そうとしている場面まであった。
このゲームは11−8で取った。
3ゲーム目は2点、4ゲーム目は5点で結果3対1で敗れましたが、大変良い戦いをしたと思います。
第2試合目…「石川選手」 VS 「「李暁霞選手26歳世界ランク3位」
日本のエース石川選手と中国のエース李暁霞選手の戦いです。
いつもより厳しい顔で戦っている李暁霞選手。
速いラリーが続き3−1とリードしているが大きな声とガッツポーズが真剣さを物語っていた。
石川選手もサーブでプレッシャーをかけているのでレシーブも巧くいっていた。
中国のボールの打ち方が判るようになってきていると石川選手…
ピッチの速いレベルの高い打ち合いが続くが石川選手も負けてはいなかった。
8.7.7のストレートで試合は負けたが1本1本は負けていない世界最高の試合が出来ました。
第3試合目…「平野選手」VS 「劉詩ブン選手23歳世界ランク1位」
2試合負けて、日本の勢いを変える為3番に登場した神がかりの平野選手。
スピードと技術で世界ランク1位に君臨しているが、団体戦には弱いというレッテルを貼られているので結果を出さないと信頼を回復出来ない。
中国でのレギュラーの座を取り戻すんだという強い気持ちで戦っていた。
劉選手は「男性化」著しい中国女子では小柄な159cmで台近くで非常に速いカウンタードライブをする。
小柄なので日本選手の良いお手本になる選手、コースが厳しくフォア、バックは白線にボールは入る。
中国も最高のラリーを見せるのは、日本選手も最高のラリーで戦っているからでしょう!
1ゲーム目4点、2ゲーム目2点、で落としての、3ゲーム目も5-9で負けていても平野選手の目は勝利を追い求める目をしていた。
結果、日本は中国の壁は超えられませんでしたが、近づいたことは間違いないと思いました。
2014年JA全農世界卓球団体・東京〜銀メダルおめでとうございました☆彡