
シェークのバック面が表ソフトでの深いナックルや下回転にうまく対応できない……
『Q』
短いボールに対しては安定して角度打ちすることができますが、深いロングのナックルや下回転に対してネットミスがかなり多くなって、うまく対応できません。
どうしたら安定するのでしょうか?。
『A』
裏ソフトラバーだとドライブを用いれば、比較的安定した攻撃的な打球が打てますが、これが表ソフトラバーだと、たしかに安定性に欠けてしまいがちです。
安定性のみを考えるなら、トップスピンをかけるのが良いと言われますが~
しかし、表ソフトを使う意味が半減してしまいます。
できれば、ミート打ちで対応したいのです。
「表ソフトでのバックハンド ミート打ち」のポイント
① バックスイングは小さく
② バックスイングのとき、ラケットは外を向かないようにする
③ バックスイングは高い位置にとる。(飛んできたボールと同じ高さに)
④ ラケット面は垂直に立てる
⑤ スイング軌道は水平
⑥ インパクトは頂点か、ライジングでボールの左側面(右利きで、バッククロスに打つ場合)をねらう
⑦ 頂点で打てるときは強打や決定打をねらう。
*頂点で打てるために、台との距離を調整する→深いボールを頂点で打つには、台からすこし離れた位置がよい
⑧ ライジングは強打や決定打をねらえない時や、台に近づきすぎていたときなど、時間的な余裕のないときにおこなう
→ライジング打法は相手の回転の変化を減少させる効果があり、また相手に与える時間がすくないので、いわゆる「つなぎボール」として有効となる。
以上の①から⑧を実践すれば、表の特徴を活かしつつ、また「安定性」と「防御性」も得られます。
・水平打法はボールを直線的に飛ばす打法ですから、ドライブなどネットを山なりに飛ばす打法とはちがって、その面においては安定性に欠けます。
ただし、ボールの側面に当てることにより相手ボールの回転の影響をかなり減少させることができます。
・ライジング打法は防御打法としても有効なものです。
バウンドした直後は、たとえ強力な回転であっても、またバウンドしてからのボールの変化にも、その影響を受ける度合いがすくないのです。
ラリー中は時間や距離的に、腰や下半身を使いきれないとき、相手の強力なボールがきたときなど、ただ手を伸ばして当てることかできないとき、この打法が有効となります。
ライジングで打つことで、相手のボールのスピードやスピンの反発を利用し、かつ相手に時間的余裕を与えないので、相手のチャンスボールになりにくい、防御性に富んだ打球にな りやすいのです。
テニスの「伊達公子選手」がライジング打法で有名ですね。
卓球でもかなり効果ありそうですね(^_-)-☆