2024年08月08日更新
卓球ボールの回転数と球速の可視化

 今、パリオリンピックで行われている試合観戦していると、時折、チキータなどの回転数が画像に表示されます。これは、観ている人たちへの「卓球ボールの回転数と球速の可視化」で、アナウンサーは「右斜め下回転回転数は80rps、球速10Km/hでした」同時に画面表示が出る様になりました。

 野球、テニスバレーボールではスピードガンにより画面で可視化が出来ていました。卓球では、2台のハイスピードカメラを用いて、卓球サーブにおけるピン球の回転の種類、回転数および球速を3次元で自動計測し表示する開発に成功しました。

 そこで、卓球競技の技術別のトップスピンの回転数はどの位のものなんだろう〜  また、卓球以外の他スポーツではどのくらいの回転数があるのだろうと、調べたくなりました。

 「卓球は回転のスポーツ」とよく言われていました。巷の卓球かいでは、スピンの掛かるラバーを使用していても、回転をかけてているつもりでも、ナックルボールで返球している選手も沢山います。
 回転がプレーに影響を与える部分が大きいのですが、実際の、サーブは毎秒何回転と具体的な数値で観たのは、初めてでした。

 ※(1秒当たりの回転数)を(rpsとは「Rotations Per Second」

 サッカーでは、トップ選手のボールの回転が4〜10rps程度とされており、卓球と比較するとかなり小さい事がわかります。
また、ゴルフは、36〜43rpsがドライバーショットの理想的な回転数と言われているそうです。
 
 メジャーリーグでは、ダルビッシュ有投手のナックルカーブの回転数が、1分間に「2913回転」(48.55rps)している等の一部データが一般公開されていました。

 卓球と似た競技のテニスでは、優勝回数歴代2位の「ナダル選手」の、平均トップスピンは1分間に「約3,200回転」ということです。

 回転のイメージがないサッカーでは、トップ選手のボールの回転が4〜10rps程度。また、ゴルフは、36〜43rpsがドライバーショットの理想的な回転数だそうです。

 野球では、ピッチャーが投げると、球速160kmと言う様にアナウンサーの声があります。しかし、野球が回転のスポーツと言われる事は少ないですが、球速に加え、右に左に下にと回転が加わて大変難しいスポーツになっていますね!!

 テニス、ナダル選手の平均トップスピンは1分間に約3,200回転、(53.33rps)という結果があります。

 この様に卓球は回転のスポーツと言われる結果になりました
卓球に目を移しましょう!!
※(rpsとは「Rotations Per Second(1秒当たりの回転数)」

 日本のTリーグでは、回転を数値化し画面上に表示するという取り組みを2ndシーズン後半の一部試合で導入したそうです。
※(ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズと共同)
 
 実験では…打球の初速度はチャンスボール回転速度は122.3〜148.1 rps
インパクト直前のラケット速度は、
チャンスボールが最も大きく(82.8±5.4 km/h)、
回り込み(76.3±3.6 km/h)、
飛びつき(72.7±5.4 km/h)の順に小さくなる結果です。
 
 松平選手のフォアで、大変難しいドライブは、「1秒間に160回転」している事が示されています。
杜凱栞選手(ドゥホイカン)のYGサーブが32rps。

 日本とスウェーデン戦で、台上のトップスピンの回転数出ていました。まだ、卓球競技が放映されていますから、こんな事も参考に観ながら応援してみましょう(*^^)v
 
元石川選手のサーブが「33rps」
侯英超選手のカーブロングも「160rps」を記録しています。