2022年12月22日更新
卓球、安定した下回転サーブの打ち方と出し方!! (その1)
卓球の基本的なサーブでは、「下回転サーブ」があります。Kクラブでは、下回転の掛かった大き目のサービスに対して、角度打ちでの返球を練習しました。これが出来たらその先にドライブでの返球があります。1月には全日本卓球選手権が行われますが、トップ選手の返球を頭に入れながら観戦しましょう☆彡 卓球の下回転サーブに対する卓球技術… ■卓球の下回転サーブとは? 卓球における下回転サーブとは、名前の通りボールに下回転(バックスピン)をかけるサーブのことです。バックスピンのかかったボールはバウンドすると自分の方に戻って来るため、ドライブなどの強く攻撃的なレシーブをされる可能性を減らすことができます。 回転量が多くキレのある下回転サーブなら、相手のレシーブを限定してラリーにつなげやすくなる点もメリットです。 ただし、下回転サーブでは、相手からのレシーブも低い下回転のボールになったり、短かったりする可能性があります。 ■『下回転サーブの打ち方』 基本的なサーブとされる下回転サーブで、フォアハンドで下回転サーブを打つ方法は… 【下回転サーブの基本的な出し方】 1.腰を落として低い姿勢で構え、ラケットを握る シェークハンドの場合は、親指と人差し指、中指でラケットを挟むように持つと、より回転量の多いサーブを出しやすくなります。 2.ラケットの面を上にする ボールに下回転をかけるには、ボールの下側を打球する必要 初心者の方は、最初からラケット面を上にしておくと良いでしょう。 3.トスをしたらラケットを後ろに引き、スイングして打球する ボールをトスしてからバックスイングを取って打球します。この時、ボールをラケットの先端の下側に当てるイメージで打つと、下回転サーブをかけやすいです。 ■強い下回転サーブを打つコツでは… **ボールをこする感覚で打つ 下回転サーブを打つ際は、ボールをラケットに当てて弾くのではなく、ボールの下側をラケットでこする感覚を持つ事が大切です。 ラケットの面を立てて打球すると、初心者の方は下回転の返球が難しくなる。できるだけラケット面を横にした状態で打つ事を意識しましょう。 回転をかける際は、ラケットのどこでボールを打つかもポイントです。手首に近い位置だと強い回転をかけるのが難しいため、ラケットの先側にボールを当てる事も心がける。 慣れてきた方は、短いサーブを出したい場面では、あえて手首に近いラケットの根元側で打つ等、状況に応じて打点を動かすと良いと思います。 **ボールを打つ瞬間に力を入れる ボールを打つインパクトの瞬間だけに、力を入れる事もポイントです。 インパクトの瞬間だけ力を入れる様にすれば、スイングスピードやボールの回転量を上げることができます。 ボールを打つ時は、親指に力を入れる様に心がけると、ラケット面を安定させやすいです。 また、腕の力だけで回転をかけるのではなく、手首を使う事も意識すると良いでしょう。 **バックスイングを大きく取る サーブの安定感は落ちてしまいますが、回転量を上げたい方はバックスイングを大きく取る意識を持ちましょう。 バックスイングを取る際は、手首を外側に向けておき、打球の際に手首を内側に返すように動かすと、さらにボールに力を伝えられます。 ボールを打った後のフォロースルーを大きく取ってしまうと、相手のレシーブに対応できない可能性があります。 バックスイングは大きく取る必要がありますが、打球後はすぐにレシーブできる体勢を整える事も重要です。 フォロースルーをなくす事で、ボールに力を伝えやすくなるというメリットもあります。 フェイクモーションを入れたい場合はフォロースルーを行う、回転量を強くしたい場合はスイングを止めるなど、要所で使い分ける **体重移動を使う サーブの威力を上げる為には、体重移動をしっかり行う事も重要です。 腕の力だけでスイングしても球威が出にくく、コントロールも安定しません。 バックスイングと同時に後ろ足に体重を乗せ、ボールを打つときに体重を前足に移動させる事です。 この時、打ちたいコースの方向に体重を乗せるのもポイントです。 ラケットを当てる角度やスイングでもボールはコントロールできますが、慣れてないと安定しません。 安定したコントロールと強い打球を両立するために、サーブを出す方向に体重を乗せることを意識してみてください。 (その2)へ |
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