2022年11月19日更新
2022卓球アジアカップ、日本勢全員が準決勝へ進出!!(その2)

2022卓球アジアカップ,男子シングルスには、日本から張本智和選手(IMG)、宇田幸矢選手(明治大)の2選手が参戦しました。張本選手は、先日、4日前の「全農CUP TOP32船橋大会」で優勝し、国内選考レースでは絶好調です。この好調 其の侭に、アジア大会でも頂点を目指します!!

 早い時間には、宇田選手の試合が行われました。対戦相手は、インドの「グナナセカラン選手」です。この選手2018年アジア大会団体銅メダルをけん引したインドの英雄!

 宇田選手も、国内大会では早く姿を消してしまいましたが、ヨーロッパの強豪に連勝したりして、切れ味の鋭いプレーで大舞台での爆発力があります。今大会で上位進出を期待したいと思います。

 宇田選手は、2020年全日本王者で、世界ランクでは張本選手に次ぐ、日本2番手の選手なんですヨ。

 第1ゲーム、第2ゲームはフォアドライブを決めて先制し、ラリー戦で上回って連取しました。ここまでは安心してみていましたが…
 第3ゲームは「グナナセカラン選手」の独特の球さばきが見られ落としました。第4ゲームもシュート性のカウンター、ドライブをかけたロビング等上手い球扱いで、宇田選手はこのゲームも落としました。

 第5ゲーム目に宇田選手の「タイムアウト」、ここから相手の流れを切って押し切りましたが、其の侭、勝利をとはいかず、第6ゲームは、ジュースを取り切れず、10-12で落としファイナルゲームに突入です。
  
 最終ゲームはハイトスサーブとバックハンドレシーブを使い、宇田選手が抜け出し、激戦を勝ち取りました☆彡。
 
 「男子シングルス1回戦」
◎宇田幸矢( 4-3)VS
グナナセカラン(インド)
11-9/11-8/7-11/9-11/11-6/10-12/11-6
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 宇田選手の「 男子シングルス準々決勝」
 
  戦相手は、香港のWR32位の皆さんおなじみの「黄鎮廷選手」です。この対戦もファイナルゲームになりました。
「黄鎮廷選手」は香港をけん引している31歳の選手で、現代では少なくなった、ペンホルダー(中国ペンホルダー)グリップなんです。

 第1ゲームは、宇田選手の上手いサーブレシーブで黄選手を崩して、僅か3点で勝ち、2ゲーム目も6-6迄競りましたが、ここからしっかりフォアドライブを打ちきり宇田選手、2ゲーム連取です。そして、3ゲームも3−7とリードされた後、宇田選手得意のチキータで逆転し、3ゲーム連取となった。私も中国ペン使用なのでやはりシエークに時代なんだと思いましたが…

 第4、5、6ゲームは、黄選手のペンホルダー特有の上手いプレーで押し切られ、取られました。
3ゲーム取って、3ゲーム取れて、この対戦がファイナルゲームになってしまいました。もう目が離せません! 3ゲームのリードを追いつかれる苦しい展開でしたが、最終ゲームは宇田選手の速攻がさく裂して8点で勝利しました。

「男子シングルス準々決勝」
◎宇田幸矢(4-3)VS
黄鎮廷(香港)
11-3/11-7/11-8/8-11/6-11/4-11/11-8
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 「男子シングルス準々決勝」で張本智和選手(WR4位)が、イ・サンス選手(韓国、WR24位)をゲームカウント4-1で破り、準決勝に駒を進めています。

 相手「イ・サンス選手」は、2017年世界卓球銅メダリストで日本のTリーグにも参戦中の32歳のベテラン選手です。そして、アジアきってのハードヒッターと言われています。張本選手はその強打をさせない様にして逆に強打をしていった。

 第1、2ゲームをともに11-6で勝利したが、3ゲーム目はツッツキ使う「イ・サンス選手」に取らたが、4ゲーム目は張本選手が、打たせて取るプレーに転じゲームをリードしました。

 張本選手への歓声が多い会場を味方にして、第5、第6ゲームも無理に打ち過ぎない卓球作戦で、2-5から逆転してマッチを制しました☆彡

 張本選手も準決勝進出です。準優勝の相手は、台湾の41歳「荘智淵選手」です。年齢は22歳差となりますね(*^^*)どんな戦いになるんでしょうか?

 「男子シングルス準々決勝」
◎張本智和 (4-1)VS 
イ・サンス(韓国)
11-6/11-6/7-11/11-7/11-9
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 一つ、日本選手の対戦ではなかったのですが…
イランの選手で、Noshad ALAMIYAN(ノシャッド・アラミヤン)選手と、台湾の荘智淵選手との戦いが始まっていました。荘智淵選手が審判にイラン選手のサービスについて講義していました。するとイラン選手も何ゲーム目かで台湾選手のサービスがおかしいと訴えています。審判は取り合わず試合を進めます。

 プレーでは、アラミヤン選手が、ラケットを右に持ったり、左に持ったりしています。どうも、左利きの選手の様です。長身の選手でボールが来た方のコースに右左の手にラケットを持ち替えて、荘智淵選手と戦っています。相当な練習をしているんでしょう!凄いこんなの初めて見ました。荘智淵選手に2ゲームを取って2−4で敗戦しましたが…。選手同士、プレー中いがみ合ってしまったので、荘智淵選手は相手をにらみつけ拳を振り上げていました。

 次の対戦は日本の張本選手と準決勝です。会場は大声で響きそうですね(^^)/