2022年02月02日更新
2022全日本卓球選手権大会を観戦して振り返る… その1

 全日本卓球選手権大会は、オミクロン株が蔓延、感染者が毎日増加している中で、感染対策を施して開催されました。それでも棄権者は多く、大会期間中でも発熱し感染者が棄権をしていた様な状況でした。

 大会は始まり、試合が進んでいくと男女共に、シングルスで続々と波乱が起きました。東京五輪で活躍をしていたスーパー選手達がベスト4に届かず、6回戦で姿を消していった。女子では、石川佳純選手、平野美宇選手。男子では張本智和選手。1昨年の覇者、宇田幸矢選手。

 日本の卓球界は年下の選手達が続々と成長し、トップ選手達にプレッシャーを与えている様に見えました。昨日のサッカーでも強敵サウジアラビアに2点の得点で勝ちました。そのメンバーも若い世代の活躍が光っていました。卓球は、軽い小さいボールで打ち合うスポーツで、幼い頃から英才教育を受けている子供達が、大きな大人に勝っているシーンはよく目にします。

 卓球強豪校では、こういう子供達が全国から集まってきていて、レギュラー争いは大変なものだと思います。高校でもすでに力を持った新生が上級生を脅かし、レギュラーポジションを脅かしているという事が想像できます。

 今年の全日本卓球選手権大会では、日本中から参戦して、トップ選手を脅かす年下の新星の姿が見られました。男子で優勝した「戸上隼輔選手」は、宇田耕哉選手と共に、明治大学生の20歳でした。準決勝では丹羽孝希選手を4-0で破り、宇田選手と組んだ男子ダブルスと合わせて2冠を達成。水谷選手引退後は、更なる高みを目指し、 日本を背負うという気持ちが強くなったと話していました☆彡

 トップ女子選手でも、“黄金世代”と呼ばれた伊藤選手、早田選手、平野選手、粘り強さがある加藤選手、世界屈指のカットマン佐藤選手等が切磋琢磨している。石川選手や平野選手も気を引き締めて油断せず臨んだはず…  加藤選手は水谷、石川選手のコーチだった「邱建新コーチ」の元、実力を伸ばしてきていた。

 張本選手等、世界での活躍選手には、今の全日本大会では、「勝って当たり前」という目で、皆の視線を感じるだろう!!決して大舞台に弱いのではないと思います! 中国のトップ選手にも競り勝っている実力は、皆知っています。 日本の卓球界が上の選手も下の選手も強いという事でしょう!! 張本選手が負けた吉村選手は、もともと強い選手で、あの時のプレーは、サーブやバックバックなどラリーの速さ、攻めの速さ、スイングの戻りの速さ…どれをとっても、冴えていて、張本選手の方が後手に回っていましたね。

 日本の卓球界は、トップ選手であっても、突き詰めた練習を重ねての「気のゆるみ」や、「勝ちを意識した緊張」も自身の敵になって来るでしょう!!

ITTF国際卓球連盟が2022.1.30に最新の世界ランクの発表がありました。…その2へ