2020年12月19日更新
異なるプレースタイルのカットマンの狙い!

卓球には、ペンホルダー、シェークハンド、中国式ペンと3種類があります。

その、ラケットを使い、其々のラバーを貼った様々なプレースタイルがあるのはご存じの通り。

その中でも、極端に異なるプレースタイルの選手がいます。

「カットマン」と呼ばれる守備型選手です。

数十年前に、卓球を始めた時は、殆どが日本ペンで、シェークハンドラケットではカットマンでした。

この後の後輩は、カットマンに加え、シェークハンド攻撃型が増えてきました。

カットマンには、背が高く手足が長いのと、性格がじっくり戦える人が指名されていました。

日本で、トップにいた選手で「渋谷浩二、浩選手」が有名です。

渋谷浩選手のカット回転量は毎秒137回にもなっています。

これだけの回転量を、普通に打つと、ボールがネットにかかる所か、台にさえ乗らず足元に落ちてしまいます。

これを打ち返すには、希少のカットマンと練習をしなくてはなりません!

一度も練習せず、カットマンに勝つのは不可能なんです(\'_\')


Tリーグの選手54人中、3人だけカットマンがいます。

「村松雄斗(WR21)」「石垣優香(WR19)」「徐孝元(WR8)」

徐孝元(ソ・ヒョンオン)選手は、ワールドカップで石川選手に勝って、伊藤選手にカットをさせてもらえず敗れています。

対戦を見ていて、どんなに打たれても、動き回り、カットで返しまくる…

観ていて大変だなぁ〜と思います。

それと同時に、なぜカットマンになったのかな? と疑問がわいてきますね!

ある教本で、カットマンはエネルギーの消耗が少ない?という。

「罠」をしかけながらも、自らのリスクは徹底的に低く抑えて、高くて遅いボールを返し続ける。

攻撃される事を前提に台から離れて構え「相手がミスをするか」「疲れて打ちあぐむ」迄、何十球でも返し続ける。

スイングの方向は、重力に逆らわない上から下だから、振り上げる攻撃選手より、エネルギーの消耗は少ないそうです。

そのラリー中、前に出てきて一発で仕留めたり、ラリー中に見せる鮮やかな逆転劇!

カットマンは、回転の威力を体現すると共に、ドラマチックラリーの中で、見せる卓球競技の華と言える存在ですね!!


カットマンと練習する機会が多いか少ないか…

又、カットマンに限らず、ラバーの異なる戦型では、多くの練習経験がものを言う事がわかりました。

その様な事を思いながら、カットマン選手の活躍を見るのもまた「Tリーグ」の楽しみ方のひとつになりますね!

そして、「Tリーグ」では、オリンピックを想定して、トップ選手にはいい経験を重ねてほしいと思います☆彡