2020年10月17日更新
「スポーツが好きになる」心の維持

スポーツとの関わりについて書かれていました。

最近では、コロナ禍で、卓球をやりたいが大丈夫か等、色々な考えがスポーツを始めるのに心が動かされます。

それでも、最近は、Kクラブの体験に、やってきてくれる人も出てきています。

スポーツとの関わりは、自ら希望して、あるいは周囲からの誘いで関わったと思います。

自ら希望したならば、よりその競技が好きになる。

周囲からの誘いでは、徐々にその競技に夢中になるのでしょうか?

そして、人が物事に惹きつけられる心の動き(感情の動き)が、壁に当たった時に、どうしたら良いのだろう!

小さい頃から身近に触れていた、美術、音楽の様に遊びの中でボールを蹴ったり、走ったり、体を動かす事が一つのコミュニケーションになりました。

ここに、ルールが含まれスポーツになって行きました。

スポーツ好きになる心理も、美術や音楽を好きになるのと近い。

しかし、スポーツにはルールが有り、又 勝敗がつきまとう所が異なる点という。

そして、子供の頃の環境が大きく影響するという点では同じです。

最近では、親が子供の教育の為に、スポーツを習わせる習慣が浸透してきています。

教本によると…
スタートラインでは、賞罰によって強化されると書かれていました。

何かが出来る様になったら…何かが返ってくる。

快楽の”快”を得て、周りから褒めて貰う事で…”賞”を得る。

 …この積み重ねでスキルを身につける。

つまり、自分で、自分の成長をどれだけ受け入れられるか。

自分の中で”賞”を作ることが大事になって来るそうです。


もう一つのポイントは…

心理学の世界では、自分の行動などを客観的に見る「メタ認知」を持つと良いそうです。

これは、自分の行動や振る舞い、考えといったものを客感的に見られる様になっていく事をいいます。


自分の行動や運動、思考を客観的に見る事が、どれだけ上手にできるか!

これは、スポーツだけでなく、あらゆる事において上達の条件になります。

ただし、それを体得する迄が、とても難しく、途中でスランプに陥る事があります。

トップレベルにいる人ほど、そういう状況を経験した事が有るはずです。

メタ認知によって、自分の動かし方を客観的に捉える事が、むしろ足かせになる場合がある。

自然にできるはずの動きなのに、頭の中で言葉を用いて「言語的にモニタリング」しようとするから、それが弊害になっていくという。

「いつもはこうしていたはず」という事ができなくなり、自分の動かし方がどんどんわからなくなっていく。

そうすると、スランプの状態が続いたり、元の状態に戻れなくなるという事が考えられます。

きちんと練習して「メタ認知」をたくさん持って、自分の動かし方をしっかりと理解出来る様になり、試合で十分に力を発揮できる様になると、又、次のステージに上がれる様になります。

逆に自暴自棄になってバーンアウトし、スポーツが嫌いになる心理というのもあります。

一つは、頑張ったけれど中々結果が出せない。

もう一つが、やってもやっても追いつけず、どんどん自分の体や精神が酷使されていく。

そのスポーツにハマッテも、なかなか楽しめない可能性もあります。

本来、楽しめていたものが、義務になったり強制になったりすると、自分の限界を知る事で思う様に行かなくなり、楽し事が置き去りにされていくのです。

何がストレスになっているのかを知り、その上で対処法を知る事を「ストレスコーピング」といい、これが大切です。

競技とかけ離れた世界に没頭する事で、一つの気分転換、ここを切り替える事ができます。

私達も、試合に負けて勝てなくなった時には、ラバーを新しくしたり、違うラバーに変えたりし、気分を変えていました(^_-)