2020年05月18日更新
東京五輪へ自粛から夢へ (その1)

日本ではコロナウイルス自粛で、トップ選手だけでなく、一般卓球愛好家も卓球をする場がなくなっています。

公共の体育館などは使用停止、多くの卓球スクールも営業自粛しています。

日本の卓球業界としても大変な状況になっていて心配です。
卓球以外の、ストレッチやウオークなどで体力維持はしていますが、以前に比べ物足りなさは感じています。

トップ選手の練習拠点の『味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)』も使用停止になっていますね!

海外では日本よりも早く自宅待機となっている選手も多い。
しかし、自宅のリビングや、ガレージに卓球台を置き、マシンで練習している選手達もいました。

ヨーロッパ選手の「エリザベタ・サマラ選手」の場合
最初は困惑したそうですが、室内に卓球台を設置し、卓球マシンと練習する事で調整を続けている。

サマラ選手は「2021年の五輪が待ちきれません。1年は長いですが、チームでメダルを獲得するという目標を達成できるように、トレーニングやゲームプランの向上に多くの時間を割く事ができます」
と今の状況をポジティブに捉えていました。


「ベルナデッテ・スッチ選手」の場合
近年、2度のヨーロッパチャンピオンとなったスッチ選手は、ガレージに卓球台を設置し練習を続けていた。

空いた時間を活かして、化粧やドイツ語を学んだり、

さらに、家族サービスに時間をさけた事が、最も良かったとも言っていました。

更にスッチ選手は…
「すべてが順調で、私達全員が健康であれば、2021年に東京でメダルを獲得する夢を叶える事ができます」
「2021年が楽しみです」と、力強く意気込んでいました

そして、ルーマニアの状況は?…

現在、ルーマニアは非常事態から脱しつつあるという。

ルーマニア卓球連盟は、部屋に8〜10人以上集まらない様にし、コーチがトレーニング中に、マスクを着用する事などの規定を作成し、トレーニングと競技の再開に向かっているそうです!!!

ドイツ「オフチャロフ選手」は…
自分が出したサーブを自らレシーブする”一人卓球”をやっているというニュースもありました。


日本卓球男子のエースで東京五輪代表の張本智和選手は…

東京五輪への思いは「1年間練習できる事を考えれば、今年より優勝の可能性は増える」と語っていました。

今は地元仙台市で平日の午前は高校の勉強、午後は練習の時間。

外出は週2度の近所のランニング程度。

家の2Fに卓球台があり、練習は結構できていて、家に卓球台がある事に感謝している」と語ってました。

強いお父さんがついていますもんね(^^)


卓球男子の東京五輪代表・水谷隼選手は…

都内の自宅で家族とともに自粛生活を送っていた。
「最低限の食事の買い出しぐらい。ほぼ外に出なかった」
室内で体は動かしていたが、卓球からは距離を置いていました。

「感覚はやれば戻る。もう25年卓球をやっているので、1か月半休んだぐらいじゃ、その25年は忘れない」
「フィジカルを戻すには1か月ぐらいかかると思う」
「サーブレシーブとか卓球の感覚は1週間で戻せる」と自信を見せていました。


新型コロナ対策に配慮しながら、約1か月半ぶりにラケットを握ったそうです。
消毒や抗菌処理が施された川崎市内にある所属の練習場で再始動しています。

選手2人だけの少人数で午前と午後で約4時間汗を流し、久しぶりにやって、楽しかったと同時にめちゃくちゃハード。
「疲れました」と語った。

東京五輪に向かっている選手達のモチベーションは、大丈夫ですね〜〜
    .......(その2)に続く