2019年11月22日更新
序盤からスタートダッシュの「T2ダイヤモンド」

「T2ダイヤモンド」は、シンガポールの「タンビネス」で、11月21に初戦が行われました。
この大会は第2回目になりますが、変則的なルールなので、ちょっとした集中力や戦術やサービス等で、勝敗が左右される様でした。

男子丹羽選手…
対戦相手の「カルデラ-ノ(ブラジル)」選手に対し、見事リベンジを果たしました。
オーストリアOPで敗戦して、サーブレシーブの特徴をしっかり把握して、短期間できっちり対策を立て直したそうです。
丹羽選手は、キャンセル選手の代わりに出場権を得て、勝利を勝ち取った。

そして、コメントでは
「5点勝負になった時は戦いやすい」
「もともと出られない大会だったので、すごくリラックスしてプレーできたのが良かった」
と言っていました。

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「伊藤美誠選手」対「石川佳純選手」…
結果は、伊藤選手が石川選手をゲームカウント4-1で下して、日本人対決を制しました。

第1、2ゲームは、伊藤選手のコースどりや、バックスマッシュなどで、伊藤選手の調子の良さがうかがえました。

第3ゲームは石川選手が先に、チキータ、ドライブで攻め、伊藤選手を台から下げさせて11-8で取り返しました。

第4ゲームは…
この大会ルールの時間制限等で、石川選手が序盤ロングサーブを2本ミスをする等、流れに乗れていませんでした。

逆に伊藤選手は落ち着いてました。
厳しいコースへのボールを、次々決めて11-8で押し切り勝利です。

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「佐藤瞳選手」対「王藝迪選手(中国)」

結果は、佐藤瞳 VS 王藝迪(中国)
(4-1)
11-8
11-8
11-10
3-5
5-2

1ゲーム目〜最後まで
終盤まで競り合っていましたが、思い切った攻撃と、相手の強打を粘りながら守り切った佐藤選手の勝利です。

カットマン戦では、じっくりプレーを運び、攻めていくのが攻撃マンの戦い方だと思いますが、この大会ルールで撃ち急いでミスを重ねていた様に観えました。

王藝迪選手は、6月の香港オープンで伊藤選手や石川選手を破って、女子シングルスで優勝をしています。

そして、中国ナショナルチームでは、シンガポールの馮天薇選手や、チャイニーズタイペイの鄭怡静選手のコピー選手として、実力を評価されていたといいます。

佐藤選手のコメントでは…

「サーブ・レシーブを特に意識して、そこで得点できた事が大きかったと思います」
「試合が競る事が、前提で最後の1本で出すサーブをあえて出さずに残しておいた」
「最後に出すサーブを効かす為に、前半で出すサーブの組み合わせを、いつも以上に考えました」
と言っていました。

観ていて、見応えのある試合でした(*^^*)