2019年04月25日更新
2019世界卓球、伊藤美誠選手の3回戦は中国新世代最強の刺客との一戦でした。

2019世界卓球選手権大会ブダペスト大会、シングルス3回戦は、中国と当たってしまいました。

50年ぶりの金メダルへの試練の試合は、中国新世代最強の18才、WR29位「孫穎莎選手」です。

伊藤選手にとっても、日本にとっても大きな山場を迎えてしまいました。


第1ゲームは、孫穎莎選手の力強いボールの流れに押し込まれて、6点でゲームを落としました。


第2ゲームは、行きつ戻りつの得点の奪い合い。

伊藤選手は、しっかり着いていったが、9-10でゲームポイントを許してしまった。

3回戦で、中国に当たってしまうというのは、伊藤選手にとって良い山ではなかったと思います。


第3ゲーム…
このゲームまでの、最初のポイントは伊藤選手がとっていた。

伊藤選手は、流したり、コースを変えたり、バックカットをしたり、プッシュをしたりバリエーション豊かに繰り出していた。

サーブも効いている。

しかし、点差は離れず、5-5。

投げ上げたサーブも繰り出したが、得点にならず、リードを許した所で、伊藤選手が「タイムアウト」

孫穎莎選手のサービスを回り込んでカットし、変化を見せたが〜

9-10、持ち上げたバックハンドは、オーバーミスで孫穎莎選手にゲームポイント。

其の侭、撃ち抜かれ3ゲームを連取されてしまいました。


第4ゲーム…
ゲームカウント3対0で、伊藤選手は後がなくなった。

レシーブをバック表でコースを突いたり、強打ではなくミドルを突いたり工夫が見えました。

また、長いサービスを、回り込んでのストレートは、オーバーミスでしたが、思い切りが伺えました。

孫穎莎選手は、ラリー中のエッジボール迄取る、集中力のあるすごいラリーを展開していた。

伊藤選手は、万事休すのマッチポイントから、このゲームを取り返した。
(15-13)

第5ゲーム…
ほんのチョットの回転量や、コースでミスが続き、4ポイントをリードされてしまった。
(0-4)

孫穎莎選手の中国ラバーは、回転量が多く、少しずれてくる。

孫穎莎選手の力強いフォアハンドは、伊藤選手のラケットを弾き、ボールが止められず、思わずラケットを見つめていた。

それでも回り込んで、フォアハンドを打つが孫穎莎選手はこれも返してくる。

バックハンドは、すべてがオーバーミスでわずか2点で、負けてしまいました。


結果、(1-4)
-6.-9.-9.13.-2 でした。
伊藤選手の4回戦進出は出来ませんでした。