2019年03月04日更新
ジャパントップ12、女子は抜きつ抜かれつ!!

卓球の国内有力選手が集まるジャパン・トップ12大会は、
男子は地元出身の張本智和選手が初優勝。

女子は石川佳純選手が、2年ぶり4回目の優勝を果たした。

男女共に、4月21日ブダペストで開幕の「世界選手権シングルス」
代表5人による変則トーナメント形式でした。

男子決勝は、張本選手が水谷隼選手をストレートで下して初優勝でした。

女子決勝は石川選手が、伊藤美誠選手の初優勝を阻んだ戦いぶりでした。

女子は、リオでメダリストになった伊藤美誠選手を追って、全日本チャンピョンになった平野美誠選手。
伊藤選手は、平野選手からの刺激で、翌年には全日本3種目チャンピョン、
そして、その翌年も2連覇で日本最強の地位を獲得していた。

しかし、そのままではと…
日本最高ランク(世界ランク4位)の石川選手が、初心に立ち返り、努力を重ねていた。

26歳で迎えた石川選手は、抜群の安定感を欠いて、全日本選手権では13大会ぶりに8強入りを逃すまさかの結果に終わっていた。

そんな石川選手が1ヶ月後のトップ12決勝を迎えた。

決勝相手は全日本2連覇の伊藤選手だった。

石川選手は「胸を借りるつもりだった」と挑戦者の気持ちで戦った。

ゲーム序盤から積極的に攻撃を仕掛けて2ゲームを先取しました。

しかし、多彩な台上技術を持つ伊藤選手からの巻き返しで2ゲームを奪い返されて、ゲームカウント2対2に並ばれてしまった。

第5ゲーム以降は、アドバイザーの言葉もあり気持ちを切り替えた。

伊藤選手の短く止める返球にも、踏み込んで振り抜いていた。

練習でも、今までのボールの距離間を修正し、前にした練習風景も映し出されていました。


又、平野選手と伊藤選手の対戦でも、ファイナルゲーム迄もつれ込んでいました。
五輪に対する意気込みが感じられる戦いが観られました。


結果です。

■ベスト4:
平野美宇 vs 伊藤美誠、石川佳純 vs 加藤美優


決勝戦:
×伊藤美誠 2−4 〇石川佳純


準決勝:
×平野美宇 3−4 〇伊藤美誠

〇石川佳純 4−2 ×加藤美優


3位決定戦:
〇平野美宇 3−2 ×加藤美優


男子…
■ベスト4:
丹羽孝希 vs 水谷隼、張本智和 vs 吉村和弘

決勝戦:
×水谷隼 0−4 〇張本智和


準決勝
×丹羽孝希 2−4 〇水谷隼

〇張本智和 4−1 ×吉村和弘


3位決定戦:
〇丹羽孝希 3−2 ×吉村和弘


獲得賞金は…
総額:1,470万円
優勝:300万円
準決勝:150万円
3位:100万円
4位:50万円
5位:30万円
その他:15万円×7名

中国に迫る勢いの日本での戦いは、世界選手権と同様の戦いが行われています。
女子では、抜きつ抜かれつ、切磋琢磨して、お互いの技術向上している様に思いました。

戦術もよく知った同士で、勝利を得るにはどうしたら勝てるか…
技術だけではなく、プレー中の戦術変更、精神力の部分が大きく関わっているのでしょうか☆彡