2018年09月30日更新
2018ワールドカップ:日本人対決の石川、平野戦!!

写真:2018ワールドカップ:日本人対決の石川、平野戦!!

2015年大会で準優勝の石川佳純選手と、2016年大会で優勝した平野美宇選手が対決しました
中国開催で完全アウェーという状況ですが、両選手がシングルス世界一の座を手にするのか注目の大会です。

今大会の平野選手は、キム戦でも気迫とプレーが噛み合っているようでした。
平野選手は、2度めの優勝を目指しています。

「石川選手 VS 平野選手」

第一ゲーム:石川選手はゲーム開始からいきなり、平野選手に4ポイントを奪われ、第1ゲームを落としました。
平野選手の高速卓球が炸裂し、オーバーミスが続いている石川選手。
石川選手はフォアを得意としていたが、バックハンド強化をしてきているが、平野選手の高速バックにはラケットは弾かれている。
11-4と点差をつけて平野選手がこのゲームは取りました。

第2ゲーム:石川選手はプレーに変化をつけてラリーに持って行くような、展開の試合運びになっていました。
平野選手のミドル攻めに対し思い切って回り込み、得意のフォアハンドドライブで攻める等のプレーで得点を重ねていました。

1ゲーム目は落としたが、2ゲーム目から切り替えて、1回戦でも安定していたサービスとレシーブも好調で、ラリー巧者の平野選手から先手を取っていた。
サーブとレシーブがいい時はラリーも好調と話していた。
以前よりも思い切ったサーブとレシーブがみられ、チキータもどんどん使えているようです。


第3ゲーム:平野選手は積極的なプレー運びで、石川選手のサービスもチキータで応戦したがミスになってしまいました。
4-4までは1点1点と点の取り合いでしたが、ここから世界一高速のバックハンドにも、石川選手はしっかり着いて行った。

平野選手は、逆チキータをしたり、巻き込みサービスをしたりしたが、石川選手に終始リードされ10−6とゲームポイントを握られる。
しかし、平野選手のバック対石川選手のフォアは、平野選手のバックの速さには打ち負けている(9-10)
石川選手は両ハンド強化をしっかりしてきている。
粘る平野選手を振り切ってゲームポイントを取りこのゲームを制した。


第4ゲーム:ゲームカウント3対1で、第4ゲームが始まりました。
石川選手はこのゲームを取れば、平野選手に王手がかかります。
一方、平野選手も負けられないと、レシーブから超攻撃的な攻撃が始まりました。

第4ゲーム始めのサービスから平野選手は押し切っていきました。
2-1と1点リードした所で、平野選手の大きな声が出ました。
しかし、石川選手が磨いてきたチキータとバックの強打がみられ、差をつける事はできません。

石川選手は、「格付けの高い試合で、試合がしたい」
平野選手も、「勝つ事も大事だが、次に繋がる試合をしたい」と言っていました。

だが、その思いは石川選手が上回っていて、回り込んでのチキータレシーブを決めるなど、ここから4連続ポイントで2-6とする。
平野選手のネットにかかるボールが増えてきたが、レシーブから超攻撃なプレーはみられる。
石川選手も平野選手のサービスに、得意の回り込んでレシーブをするなど両選手とも手は緩まない。
6−10までと4点差にしたが、このゲームは石川選手が取りました(6-11)


第5ゲーム:石川選手は、平野選手との高速卓球にもコースがしっかり読めてきている様で、どんどん良くなってきた。
そして、平野選手のミスを誘っていた。
石川選手は、7-0と序盤から中盤まで得点を与えない。
平野選手も積極的にチキータを使って1点を返した。
又、意表を突いた、短いサービスを使い7−3としたが、流れを変える事はできなかった。
10-3でマッチポイントを取られました。

調子の良い二人でしたが、不運の日本人対決は石川選手に軍配が上がりました☆彡
結果は、石川4(-4.11.11.11.11)、
    平野1(11.-7.-9.-.6.-3)でした。