2018年05月04日更新
「世界卓球女子」負けたら終わりのトーナネメントヘ! VS「ウクライナ」
![]() 2018世界卓球、準々決勝です。 勝てばメダル確定するウクライナ戦の結果は… 《日本 3-0 ウクライナ》 ①伊藤美誠 3-2 ペソツカ ②石川佳純 3-0 ビレンコ ③平野美宇 3-0 ガボノワ ④石川佳純 ーーー ペソツカ ⑤伊藤美誠 ーーー ビレンコ ①伊藤美誠 VS ペソツカ (4.ー6.5.-13.11) 相手ペソツカ選手は、175cmの長身からのバックドライブを武器に闘ってきます。 エースのペソツカ選手を中心に、シンガポールに勝ってきた強敵です。 緩いボールを巧みに使い伊藤選手は、打たされている様な入りでした。 伊藤選手は手首の力が非常に強く、バックドライブ、ミート打ち、スマシュ、チキータをバック表で自由自在にできる選手です。 負けたら終わりのトーナネメントヘ戦に備えて、バックストレートを練習したそうです。 速さの部分では、伊藤選手の方が圧倒しています。 ペソツカ選手は、後ろに下がったラリーで闘ってくるので、左右に振ってプレーしたい! ペソツカ選手の、緩いボールに伊藤選手の速いタイミングをずらされて、2ゲーム目は落としてしまった。 伊藤選手は、ラリーの凡ミスが少なくなって、安定感が伺えるが、緩いボールで打たされてミスが続いた。 3ゲーム目の伊藤選手は前に寄せて、深いボールで前後に揺さぶる。 攻略の糸口が見えてきて、伊藤選手は乗ってきた!! 4ゲーム目の2点取られた所で、ペソツカ選手は「タイムアウト」をとった。 そして、サーブのトスが少ないと、”レット”を取られ注意を受けた。 流れは、伊藤選手の様に見えるが、相手のエースも一歩も引き下がらず、伊藤選手を揺さぶってくる。 スマッシュが入らずジュースが続き、逆チキータで変化を付けるもゲームを奪われ最終ゲームになった。 ゲームカウント2対2。 伊藤選手はフルパワーでは無く、コースを付きミドル攻撃で4-4の同点にする。 ここから、粘り強さを見せるペソツカ選手にリードされる。4-5 ペソツカ選手は、全身を使った重いボールを繰り出してくる。 伊藤選手ピンチ!! 一進一退の攻防は”心の勝負”になっていった。 伊藤選手は、仲間の応援で勇気をもらっている。 が~、相手サーブに美誠パンチも効かず、ペソツカ選手にマッチポイントを握られた。8-10 ここからの伊藤選手勝利は、得意のみまパンチ、チキータからの1点、最後はロングサーブでマッチを制しました。13-11 ②崖っぷちも仲間の応援で、心の勝負に勝って渡されたタスキを、しっかり受け取った石川キャプテン! 石川佳純選手の相手は、カットマンの「ビレンコ選手」です。 新キャプテンが、若手選手達に背中で観せた闘いぶりでした。 石川選手のフォアハンドの威力は増していて、カットマンボールもサーブからの3球目でしっかり仕留めています。 カットマン対策もしてきて、冷静に闘っていました。 ビレンコ選手は、バックに粒高を貼っているが、常に反転していて、どちらから打ってくるかわからない選手です。 石川選手の強打が輝いていた。 ビレンコ選手も攻撃を仕掛けたい気持ちがあるが、先に石川選手に打たれていた。 終始 石川選手のプレーが際立っていて、ほとんどラリーにならない。 結果、5.5.2点で石川選手勝利。 見事なストレート勝ち!! 完璧な対カットマン戦でした。 ③平野美宇選手 VS ガポノワ選手 相手は、ビレンコ選手に続き「カットマン」でした。 平野選手は、最先端を行く卓球スタイルで、圧倒的なスピードを誇る光速卓球。 伊藤選手はカットマンを得意としていますが、最近の平野選手もカットマンに弱いイメージがなくなってきたといいます。 この日の平野選手は、打つコースもよく、カットマンの嫌がるミドルを攻めていた。 打点の高さも良かった。 速いボールもあるが、緩いボールで送るという、新しい引き出しを見せていた。 ガポノワ選手も、ラケットをくるくると回している選手。 しかし、平野選手は全くスキのないカットマン戦で、深追いをせず、しっかり変化を見て闘っていた。 平野選手も、審判からサーブトスが低いと注意を受けた場面もあった…が この日の、平野選手は集中力も高く気持ちが出ていた。 解説の宮崎氏は、「小さな体からよくあの速いボールが出る」と感心していました。 最後3本は超高速攻撃卓球も出て9-1。 ロングサーブで10-1。 最後、マッチポイントはミドルへ攻め込込んだ。 結果、2.5.1のストレート勝ちをしました。 準決勝は歴史的な大一番になります。 対戦は、韓国、北朝鮮の合同チームに成りました。 色々な思いは捨てて、卓球で勝負をしたい☆彡 |
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